当然ながら、楽器は吹かなければ上達しません。

しかし、吹いていれば上達するかというとそういうわけでもありません。

学校の吹奏楽部に所属している人でよくあるのが、曲が上達したことによって楽器が上達したと勘違いしてしまう人です。

特に大会や演奏会の直前は基礎練習そっちのけで曲を練習するということもあるでしょう。

まあ、私はそういった無意味な練習が嫌で部活を辞めたのですが…



極端な話をすれば、フルートはピアノのように複数の音を同時に弾くことがありませんし、学生の大会程度の曲ならば、基本が出来ていれば初見でも吹けます。

そんな無茶なと思う人も多いと思いますが、結構出来ます。

なんだかまとまりの無い文章になってしまいましたがご勘弁ください。
順番が逆になってしまいましたが、今回は楽器を吹く前のトレーニングを紹介していきます。

まず、フルートを吹く上で肺活量がそれほど重要でないことを承知しておいてください。

人並み程度であればなんの問題もありません。(もちろん大きいにこしたことはありませんが)

具体的には息を大きく吸って1分から1分半ほど息を止めていられればよいでしょう。


もっとも重要なのはブレスコントロールです。

単位時間あたりに吐く息の量を一定に保つことや同じ形の息を吐き続けることですね。

広がりすぎずになるべく遠くまで届く息がベストです。

余談ですが、気温が比較的低い日にフルートを吹くとマウスピースに逆三角形の息の跡が残ります。これが正三角形に近いとブレスコントロールがよく出来ているということになります。

練習法としては1秒で息を吸って秒で吐く  2秒で息を吸って8秒で息を吐く  4秒で息を吸って8秒で吐く  8秒で息をすって8秒で息を吐く 8秒で息を吸って4秒で息を吐く  8秒で息を吸って2秒で息を吐く  8秒で息を吸って1秒で息を吐く

というのを一つのまとまりとして、これを何度か繰り返す練習が効果的でしょう。

当然この間上記した点(単位時間あたりに吐く息の量を一定に保つことや同じ形の息を吐き続ける)を気をつけるようにしましょう。

また、ご存知の通り、腹式呼吸を心がけるようにします。


では今回は吹奏楽部員向けのフルート練習方を書いていきたいと思います。


まず吹奏楽部に所属している学生の皆さんはとにかく時間が無い 学校に部活に勉強 となると家で個人的な練習をする余裕はありませんよね。

そこで、そんな方は部活での個人練習を大切にするしかありません。

でも部活ではすぐに先輩がパート練習を始めてしまい、個人練習に時間をかける余裕は無いという人も多いでしょう。

ですが、個人練習を妥協することはフルートの上達を妥協することと同義だと捉えてください。

まだ自分の吹き方が完成していないと思われる中学生は特に注意してください。

では具体的な練習方法を…

ここでは30分かからない簡単な練習を挙げておきます

まずはなんと言ってもロングトーンですが、ただのロングトーンをするよりはソノリテの方が効率的です。

ソノリテとはまずドの音を2拍のばしてそのあとタンギングをせずに半音下がり6拍のばす のばし終えたら2拍休んで今度はシの音からはじめる というような練習法です。

拍数は自分のレベルに合わせて調節してもかまいません。

また これ以降の練習にも言えることですが、鏡を見ながら練習をすると非常に効率がアップします。ベストなのは全身が映る鏡を用意することですが、最低限100円均一ショップでも売っている小さな鏡でも口元は映るのでぜひ活用してください。

この練習では音をまっすぐのばすこと(安定させること) 半音下の音と音色をそろえること 半音の音程を正しくとること 指の準備をしっかりと行うこと などを練習することが出来ます。しかし、最初から全てに気を使うのではなく一つ一つの要素を順に克服するようにしてください。

これをテンポ60~72で10分ほど行います。

はじめのうちは1オクターブでやりますが、高音や低音もしっかりと吹けるようならば、3オクターブの練習もしてください。 また、半音ずつ下げるのではなく、半音ずつ上げていく練習も効果的です。

次にタンギングの練習 これは自分のレベルによって変わってきますが、余裕に出来るテンポでしっかりとタンギングできているかどうか(音程が変化していないか、音が短くなっていないか、空気の音ばかりになっていないか)を確認する練習となるべく速いテンポで舌が速く動くようになるようにする練習の二種類が必要です。

あとダブルタンギングやトリプルタンギングの練習も順にしていくようにしましょう。


時間が残ったらおなかタンギングというものもやってみましょう。

これは舌ではなく横隔膜のみを使ってタンギングをすることです。

おなかが激しく膨らんだりしぼんだりします。