創業6か月以内の会社にだけチャンスがある助成金

「中小企業基盤人材確保助成金」


一定年収以上の人を採用すると、一人あたり最大140万円と、

その金額の大きさから確保に向けて動く企業の多い人気のある助成金です。


私も、前職となる会社で助成金獲得に向けて動いたわけですが、

一言で申しますと。

「2度とやりたくない!」

創業当時の貴重なリソースを割いて、手続きをしては

とてもではないですが割に合わない、大変な準備と時間とが必要な助成金です。


イノセンス株式会社では、

着手金5万円、成功報酬5%とという、業界では破格の条件でお手伝いいただける方をご紹介いただき、

お任せしようと思います。


せっかくですから、前職での苦労話を共有させていただきましょうかしら。


まず、基盤人材確保助成金の概略。

詳しくはこちらをご覧いただければと思いますが

http://www.ehdo.go.jp/gyomu/f-1.html

年収350万円以上の基盤人材雇入れ5名まで一人140万円(最大)

それ以外の一般人材雇入れ5名まで一人30万円(最大)

うまくすれば、1年間で10名採用した際、850万円の助成金がもらえます。

助成金ですから、返済義務はなく。タダでもらえるお金です。


これだけ金額が大きいと、たちの悪い人が、会社を設立しては、擬似的に転職といった形で雇い入れ、

「さあ、助成金ください。」

といったことをはじめるので、もらうまでのハードルがとにかく高いです。


端的に言うと、


・設備投資250万円の実績があること

・着手から獲得まで約1年半の期間がかかること

・手続きが多く、申請書類の作成に手間と時間がかかること

・官公庁の手続きがビジネス習慣とは違うこと


このあたりがネックになります。


まず、設備投資250万円ですが。

IT・ソフトウェアの分野では、なかなか難しく。

店舗を持つ、当初から会社規模を大きく始める(家賃の高いオフィスを借りる)などが必要になります。


着手からの流れですが、

まず最初に

雇用・能力開発機構のセミナーに参加します。

ここで申込用紙など必要書類が手に入ります。


事前予約制で、好きな時には行けません。

眠い講習に耐えて、必要書類の作成に入ります。

この際、

書き方見本と一字一句間違いなく書き込むことがポイントです。

私は、

「創業の経緯」といった欄を素直に、経緯を書き込み。

見本と文章が違う!と指摘され、全部書き直させられました。


ちなみに、未だにアナログな文化なので、書類は全部手書きです。

職員の皆さんは鉛筆を使われていましたけど、当初は鉛筆書きをお勧めします。


さて、必要書類が整ったら、雇用・能力開発機構に予約を入れて面談を組みます。

ここで改善計画書という必要書類を全て添削いただきます。

前述のように、初回は全部ダメ出し。2回目は赤入れ、3回目の面談でようやく判がもらえました。


ここまでで、第一フェーズが終了。

つづいて第二フェーズ。

今度は都庁に提出にいきます。(県にお住まいの方は県庁でしょうか)

雇用・能力開発機構のお墨付きなので(機構から事前に連絡が行っている)、簡単かと思いきや。

赤入れされた箇所をさらにダメだしもらう。

なんとか、その場の訂正で受理されましたが、

オフィスの広さが足りないということで、新オフィスに引っ越したのちでないと、

次のステップに進めないということになりました。

でも、ここで第二フェーズ終了。


第三フェーズ。

再び雇用・能力開発機構。

東京都の許可印を携えて、引っ越し完了後に向うも。

その前の週は資料づくりに大半の時間を割くことに。


今度は、はじめから見本と一字一句間違いなく書き、持っていきますが。

面談での所要時間は2時間。

2時間ぶっ通しで、書類のチェックです。

一か所一か所丹念にチェックを入れていく係員。

ここは、だいぶ経験を積んできたためか、なんとかクリアできました。


これまでにかかった月日は、5か月。

このあと、また重たい手続きが待っています。

しかも6か月先に。


第三フェーズを終えて、ようやく基盤人材に認定できる雇入れが可能なのですが。

(この第三フェーズ以前に採用した人は対象外になる)

雇い入れた人が6か月の勤務を継続して、

そこでようやく基盤人材の助成金申請ができるとのこと。


途中からお手伝いいただいた社労士さんからは、

「このあとが大変ですから、一緒に頑張りましょう」とのお声掛け。


ひょえ~。


ここまでの文章の長さでも大変さが伝わりますでしょう。


ということで、私の経験談はここまで。

イノセンスでは、経験豊富なプロに完全アウトソーシングしたいと思います。


あ・・・

同じフェーズにあるかた。

とても良心的な私のパートナーをご紹介しましょうか?


ではでは、長文失礼いたしました。