最も注目する歌番組はやはりミュージックステーションである。ワールドプロレスリングの後釜番組であり、1986年から続く音楽番組の老舗。
バラエティの平常時よりも幾分落ち着いたタモリのテンションが、華やかな衣装を身に纏った歌手と妙にマッチする。タモリがいると観ていて疲れないのだ。場が引き締まっているというか、他の番組でありがちな若い歌手のハッチャケ感が適度に引き締まるのがよい。そして何といっても生放送であることが大きい。
というわけで、ミュージックステーションだけは欠かさず録画して、AKB48グループの曲を観ている。
「12月のカンガルー」はトップバッターであった。宮前杏実と北川綾巴のWセンター、冬型のチアダンスっぽい衣装が華やかで動きが活発でトップには最適だったろう。パッと見、テレビ映えがよい。
曲紹介は松井珠理奈。「らしくない」の時の曲紹介が山本彩であったように、センターを外れたとしてもグループの中心であるメンバーが曲紹介をするようだ。
イントロから激しい。上半身と下半身が見事に連動して回転しているようだ。イントロ終わりにセンターが後ろにステップするカンガルーっぽい動きが面白い。
ところどころ古畑奈和が中心になる流れがあるけど、全然センターでもいけると思えた。
宮前さんは初選抜・初センターとは思えないほどダイナミックな動きでいい。移籍組のすーめろ、兼任組のみるきー、たんなな、すずらんと華があるね。
カメラ割りもいい。
何度も出演すれば必然的にルーティンと化してしまうわけだけど、初出場組にとってはもはや人生の中でも大場面となるわけである。
【第15回目】念願の「ミュージックステーション」様と谷真理佳
歓喜が伝わってくる文章である。選抜に選ばれたという歓喜、全国ネットの憧れの番組で演技できたという歓喜、ひな壇に座れたという歓喜、Mステティッシュを貰えたという歓喜、さまざまな歓喜が伝わってくる。
ところが初選抜・初センターの宮前杏実の文章はシンプルであった。ぐぐたす、アメブロ、公式ブログといずれもシンプルであった。
もともとロックな性格であることで知られている宮前の歓喜は、むしろ言葉はそれほど必要じゃないのかもしれない。握手会でファンに媚びるわけでもない(らしい)し、クールなイメージを纏っている宮前杏実にとっての歓喜の表現は、ダイナミックに踏みだされるシューズの足先から伝わるもの。それが伝わればもう十分だ。


