真白庵 -2ページ目

年賀状と大掃除はお早めに・・・


真白庵
 「駒菊でありんす。今年も残り少なくなりんした。皆様大掃除はお済みでありんすか?母上はまだなぁんにも始めてないでありんすよ・・・ほんにだらしがないでありんす!」



真白庵
 「しっかり者のわっちはもう大掃除も済ませたというのに・・・・・わっちの大掃除は何の掃除って?決まってるじゃあありんせんか!・・・・・」









真白庵
 「・・・・・・・・大掃除、開始だわいなぁ~~~!!」





真白庵
 「おりゃーーー!」

牛若 「きゃぁあああ!」



真白庵
 「きれい!きれい!」

牛若 「駒ちゃん、やめてー!」



真白庵
 「きれい!きれい!」

牛若 「は 母上!助けてぇー!」







真白庵
 「きれい!きれーーい!!」

牛若 「&$%##$%!!」






真白庵
牛若 「む・・・」




真白庵
牛若 「む・・・」




真白庵
牛若 「むしられたぁ~~・・・」

うん・・・毟られたね・・・・・




真白庵
駒 「皆様も今年の汚れ、今年のうちにでありんすよ~!」



・・・・・・牛若の髭は『汚れ』ではないんだけどもね・・


真白庵
牛若 「むしられたぁ・・・・」

・・・・・どんまい牛若・・・



駒ちゃんを食べてしまいたひ!!


真白庵
 「こんばんは。駒菊でありんす。すっかり季節は冬になり、母上が寒い寒いと言ってばかりおりんす・・・」


真白庵
 「このままでは母上が風邪をひいてしまいんす。それでわっちは一生懸命に考えて、母上を温めてあげることにしたでありんす!」



真白庵
 「え?どこを温めるって?そんなの決まっているわいな~」












 「もちろん・・・・・・」


真白庵
 「手首!」




真白庵
 「手首でありんすよ!」



真白庵
 「母上の手首をしっぽで巻き巻きでありんす~」



真白庵
 「ちゃんと端っこまで巻き巻き出来ているでありんすな~」




真白庵
 「母上、手首が温かいでありんしょ?もう寒くないでありんすな?」





真白庵
 「やれやれ、これで母上は風邪知らず!ほんに世話の焼ける母上でありんす・・・」



駒ちゃんの可愛さに鼻血ぶーーーー!!

でも何故手首ーーーー??

悪ふざけ

少しだけ髭が伸びた牛若丸。

どうしたらこのまま髭を毟られずに過ごせるか考えております・・・



真白庵
ちっちっちっち・・・・



ぽーん。
真白庵
何か閃いてしまいました・・・


・・・・・・・




真白庵
 「こんばんは・・・駒菊でありんす・・・今日わっちはこの箱の中で気持ちよくお昼寝をしていたでありんす。

で、さっき目が覚めたんでありんすが・・・・・・」



真白庵
 「一体どうしたことでありんしょぅ・・・」




真白庵
牛若 「駒ちゃんやーい。もう牛若の髭を毟らないと約束しないとここから出してあげませんよー!」

 「は!兄上!!」


牛若 「駒ちゃん、降参したら出してあげますよ~~?」


 「むむむ・・・・・・・」







真白庵
 「どくでありんす!」

牛若 「だめだめ~!」



真白庵
 「開けるでありんす!!」

牛若 「ぜんぜん違いま~す」




真白庵
 「兄上!どこにいるでありんすかぁーーー!?」

牛若 「ここですよ~。なんか楽しいな~これ・・・」









真白庵
牛若 「いやはや楽しかった!駒ちゃん、どうする?もう牛若の髭を毟らないと約束すれば出してあげますよ?・・・・・なんてね。冗談冗談!ちょっとからかっただけー。駒ちゃんびっくりした??もう出られないと思った??」


 「・・・・・・・」






真白庵
牛若 「駒ちゃん?どうしました~?もしもーし!」








真白庵


・・・牛若、年越す位までそこをどかない方がいいと思う・・・