私は今パリでフランス料理と日本料理を合わせた
私独自のオリジナル料理を提供しています。
近年には、ヨーロッパ最大のマルシェにレストランをオープンさせ、食を通して日本とフランスを繋ぐ料理人です。
誰にだって最初はある
をテーマにしていきます。
料理人の厳しい世界を乗り越えてきた私の心情を踏まえながら書いていきます。
料理人とはいえ、とても個人差があるので
料理人がみんな同じことをしないといけないっという事ではありません。ご注意ください。
・初日から言われた暴言
・プロとアマチュアの差
・理不尽な世界
・楽しい仕事なんてない
・料理長が辞め副料理長が料理長になってから
・またも料理長が辞め、一年半目にして料理長へ
これから料理人を目指そうとしている人や
料理人になり、辛い思いをしている人
料理人に興味がある人に届いて欲しいです。
初日から言われた暴言

18歳の時に料理人として働き始めた時の話です。
初出勤の日
緊張や期待やいろんな思いを胸に出勤しました。
僕は「まずは魚を捌きたい」っというところから
和食部門に入りました。
将来的には洋食部門に希望も出していました。
気慣れない割烹着に着替え、
いざ、調理場へ!!

既にみなさん仕事を開始されていました。
洋食部門には12名の料理人がいました。
和食部門にはたったの3人、
料理長、副料理長、私だけでした。
「ん?和食比率少なくない?」
っと思いながら、最初の仕事が舞い降りてきました。
朝のミーティング用のコーヒーを入れる仕事です。
皆さん好みがあり、
好み通りに作らないといけないのです。
・ブラックの人
・すこし砂糖を入れる人
・砂糖とミルクを入れる人
・日によって違う人 などなど、、、
いや、めんどくさ!
砂糖とミルクぐらい自分で入れてよ。
っとめちゃくちゃ思いながら
必死に一人一人メモしました。
そして、最後の1人の時でした。
先輩「彼はかなりの甘党だから、砂糖3杯とミルクたくさんいれてね」
私「はい!」
元気よく、返事をすると、
最後の1人の彼が僕に近づいてきました。
「砂糖入れたらコ〇ス」
................え?
冗談の言い方ではありません。
マジもマジでした。
というか、初めましての前に
最初の会話が暴言って何?!
っと思いながら指導してくれている先輩を見ると
大爆笑!!
いや、、、、意味わからんから。
そう思いながら朝礼が始まり、
皆さんに初めのご挨拶をさせてもらいました。
頑張ろう!っと決めて働き出し、
ほんの数分で
「コ〇ス」
っと言われた後の挨拶、
いや、、、やりにくいでしょ、、、
後から知ったのですが、暴言を吐いた彼は
甘いものが大嫌いで、
コーヒーはブラックでしか飲めなかったのです。
先輩と彼のジャレ合いに巻き込まれて
なぜか、暴言を吐かれてからのスタート、、、
この職場ダル、、、
仕事を始めて10分たらずで感じました。
プロとアマチュアの差

いきなり波乱のある朝のミーティングが終わり、
初日の仕事が始まりました。
和食の料理長に
「包丁つかえるの?」
っと言われ、ロイヤルホストのアルバイトでは
スーパー高校生だのなんだの言われたので調子に乗っていた僕は
「使えます!」
っと即答!!
料理長「そうか。じゃあこの大根桂むきしてみて」
桂むき?
やったことがなかった僕は、
「すいません。やったことありません」
っと伝えました。
料理長「じゃあ桂むきはしてあげるから
大根のけんきってみようか」
そして、料理長は
さらさらさらぁ〜っと
大根を絹の様に薄く桂むきしていきました。
テレビで見たやつだ!!
っと思いながら手の動きを観察しました。
あっという間にむき終わり、
料理長「いいか、桂むきはな。
3枚重ねて新聞の上に乗せても字が読めるぐらい
薄くないといけないんだ。」
そういうと、すぐに大根のけん
(お刺身の横にあるアレ)を切り始めました。
ここからは、僕も切り始めたのですが、、、、、
切り終わると
料理長「お前のけんは使えないから、混ぜるな」
え?
言ってる意味がわかりませんでした。
料理長「ボールを2つ持ってこい。
水を入れてお前のきったのと、
私がきったのを見比べてみなさい。」

僕が切ったけんは、大きさもバラバラで、白く濁って
いました。
しかし、料理長が切ったけんは、

全て均等に細く、透明でキラキラと輝いていました。
料理長「私のは包丁の手入れと技術で
ただの大根がキラキラ生まれ変わる。
だが、お前が切った大根は
繊維を潰され、不揃いで不細工だ。
わかるな?」
桂むきはしてもらった、
ただ切るだけなのにこんなに違うのか、、、
その直後だった、
洋食の料理長に呼ばれた。
洋食料理長「お前フライパンはふれるの?」
大根で完全に自信がなくなっていましたが、
小学生の時から得意料理は焼き飯!
これは得意分野だ
「できます!!」
その日一番大きい声で言いました。
洋食料理長「よし!元気いいなぁ!
じゃあふってみよう!」

でか!!!
これはフライパンじゃないだろ、、、
そう思いながら、近づくと
このフライパンの中に溢れんばかりに米を入れた
洋食料理長「チキンライスだ!ふってみよう!
フライパン自信あるんでしょ?」
引き下がれない状況
やけくそでフライパンを持った
っおもいぃぃ!!
まず持ち上げることで精一杯だった。
洋食料理長「はやくふらないと焦げるぞ!」
ふる?持つのですら精一杯なのに?
無理でしょ!これはきっと新人をいじめてんだ!
どうにでもなれえぇぇぇい!!
力任せにフライパンを振ってみた、、、、
半分以上こぼした、、、、、、
洋食料理長「うわぁぁぁやりやがった!笑
まぁ力任せにしても無理よ。」
そういうと、さっきよりもっと多くフライパンに米を入れ出した。
もしかして、また無理なことやらせて笑うのか?
いじめじゃないこれ、、、
そう思っていると洋食料理長が
「腕じゃなくて体全体使ってふるんだ!」
そう言って、軽々フライパンを振っている。
米が跳びながら楽しそうに踊っていた、、、
かなり豪快に降っているのに、
米が仲良く飛んでいる。
一粒もこぼれる気配がない。
魔法?
あの信じられない光景を見たら、
そう思うのは僕だけではないはず。
洋食料理長「簡単になんでも
できる!
って言わない方がいいぞ。」
初日に僕の自信とプライドは跡形もなくなくなった、、
ロイヤルホストアルバイトしていた時は、
あんなにちやほやされて、天才だと思っていた。
しかし、それはアマチュアの世界での話
プロとアマチュアの差をしっかりと胸に焼き付けた
デビュー戦となった。
ここから先の話は次回!!
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辛いことばかり述べてきましたが、
最初はなかなか楽しむまで時間がかかるものですよね
最後まで読んでくれてありがとうございました!!
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