こんにちは~
私、「海のはじまり」に至るまで、
「silent」「いちばんすきな花」と
生方美久さんの作品を見てきてます!
生方美久・初期三部作とでも、
呼びたくなるような、
個性的で新鮮で詩的な作り…
私は字幕付きでいつも2回くらい見てます。
だけど、
どうやら私は思想が合わないようで…
毎回結局ハテナな感じなんですよね
ネガティブなことを
素人が言うのはずるいと思うしね。
ドラマを提供してくれる人たちが
存在していること自体が
私にとって嬉しいことだと思うので。
それは大前提での感想ですから…
全体的な雰囲気は好きなんで。
だから、
「いちばんすきな花」では、
きっと全てがメタファーなんだ
…ってことで、
現実的なハテナを収めたんだけども。
「海のはじまり」は子宮頸がんで人が死んでるからねぇー…
そういうテーマを扱われると、
視聴者としては
もうちょいリアリティのある納得が欲しくなるというか…
ストーリーの設定からして、
「そもそも夏くん、
会社員として就職するだけだし、
あの優しい性格なら
普通に結婚できたんちゃうの?」
とかなるよなー
ほんで、
「いくらパパだと
聞かされてたとはいえ、
出会って即行で
28歳男性の膝に乗っちゃう
6歳女児はいないんじゃない?」
とか。
「なんで死に至るほど
自分のケアをする余裕のない
貧困シングルマザーの娘を
両親は放っといたんやろ?」
とか。
「″親から子どもへの
一番の愛情って
選択肢をあげることだと思う″
って言うなら、
なんで選択肢の乏しくなる
貧困生活を選んだん?」
とかとかとか
随所に納得感がなさすぎるー。
私には無理だーこの世界観は
なんだか、
12歳くらいのときに楽しんだ、
少女文庫系の難病悲恋ものとか…
そういうレベルな気がする。
たぶん生方美久さんの作品は、
若い人向けだろうというのは
理解しているので、
いいんです。
いいんですけど…
あと、
夏の母親や水季の父親が
「親にとって
自分の子どもが一番すがれるから」
って同じことを言う場面があるんですが…
こういう親子観も
私には受け入れがたく
「子どもにすがる」ってなんや
最初は、
「夏の母親は異常」ということを
示すためのセリフか?と思ったら、
もう1人言い始めて、
「この物語では「当然でしょ?」的な価値観なのか??」
とか思って唖然としたり。
見てる時の気分としては、
「たまに会う友達の1人なんだけど、
いまいち会話の成立しない友達と
喋っているような…」な気分。
その子を嫌いなわけではないんだよ。
登場人物みなが人格障害っぽく見えるのも気になってしまって…
人格障害ってのは、
やってはいけないと分かってて
あえて自分を抑えずに異常なことをする人だと
私は理解してるんですが。
全員人格障害の世界観はキツイ…
生方さんって人間嫌いなのかな?
と、あらぬところまで想像が膨らむ…
「いちばんすきな花」の
夜々ちゃん(今田美桜さん)が
サプライズ登場したんですけど。
私、「いちばんすきな花」で
しばしば気になってたのが
お金の問題なんですよねー…
あの、
超お金を軽く見てる世界線で、
この貧困シングルマザー問題を
取り扱うんだ~って感じもあり…
話、飛びますけど、
ゆくえ(多部未華子さん)の妹が、
夜々のことを気に入って、
「おそろいろち」
のパジャマをプレゼントするシーンって
覚えてますか?
あそこって
普通なら、
夜「いくらなん?払う払う~」
こ「いやいやいや」
夜「嬉しいから!私も!」
こ「いや、勝手に買ったから」
ゆ「それに私ら2人で買ったしな!」
みたいにならん?
「おそろいろち」
ってパジャマを渡されて、
笑顔で受け取るだけ、とかさ~…
私も分かってるんですよ!
トラマだから描かない場面もあり、
「そういう関係になれたんだよ、
あの3人は」
という比喩的表現もあるってこと!!
ただ、
「実際、女同士はそれやらないって~」
とか思っちゃうんですよね。
ま、色々ね
椿さんが引っ越した直後から、
めちゃめちゃアーティスティックな
オブジェが置いてあったりさ。
婚約中の引っ越しで、
「オブジェは誰が買ったのよ~?」
だし、
即婚約破棄になって、
「引っ越し代はどうなったのよ~?」
とか思ってさ。
こうなっちゃ、
もう何も話が入ってこねぇ
何度も言いますが、
作品の雰囲気は好きなんです。
セリフも面白いし。
もうちょっと現実的に
問題を整理してから、
それで、
あの生方チームの映像の雰囲気も
維持してくれてたら…
と、ほんっと思うんですよ
私としては次回作も楽しみにしてるし、
生方美久・中期三部作
の第一作目ってことで
生きて元気ならまた字幕付きで2回見ますしね
なんか色々悪く言っちゃったわー。
ではまた
2022年8月、子宮全摘術を受けました。
気になる方はこちらから