内地に引越ししてきてこの季節が楽になったなあと思うのが、雪跳ねをしなくてすむこと。とはいえ雪がないと何だか寂しくも思います。
 
 北海道の研究室に所属していたときに、夜みんなで鍋をしようという話になりました。当時、同居していた彼女(今の嫁さん)も一緒です。夕方、参加者で買出しに行って、みんなで鍋を作りました。当然、ビールやお酒もいただきます。何しろ寒いからねえ。多分、外はマイナス10℃は軽く下回る感じです。鍋とお酒ですっかり暖かくなってお開きになろうかという時間。外は猛烈な吹雪でした。嫁さんがいなければこのまま研究室に泊まり込むところなんですが、女性にそれは強制はできません。当然ながらお酒が入っているので車では帰れません。で、車なら10分もかからない場所にある俺の部屋まで歩いて帰りました。雪は猛烈に吹雪いていて、鼻で呼吸すると鼻の穴が凍りつきます。嫁さんはだんだん無口になっていき、最後は口も開かずずんずん先に歩いていきます。千鳥足の俺は雪に足をとられながらゆっくりの歩き。
 嫁さんに遅れること10分ほどでようやく自宅に到着。なんでキレてたの?と恐る恐る訊いてみると
 「私は南国生まれだから一定の温度を下回ると省エネモードになるの!!ヾ(▼ヘ▼;)」
 にしては随分、足が速かったような気がするけど…ヽ(;´Д`)ノ
 
 内地に引越ししてきても今の季節はあまり好きじゃないようです。