4/23(日)投票の北区長選挙のことを考察するために、前回2019年の北区長選挙の結果を紐解いてみましょう。
北区長選挙 - 2019年04月21日投票 | 東京都北区 | 選挙ドットコム (go2senkyo.com)
当選した花川よそうたさんの得票数が65,807票に対して、次点のおときた 駿さんの得票が54,072票で、その差は11,735票です。
これは、全投票数の8.26%にあたります。
投票された票の中で、8.26%を動かすのはまず無理でしょう。
ただ、この時の投票率は51.74%です。
全有権者数に対する11,735票の割合は4.17%なのです。
投票しなかった48.26％のうちの4.17%です。10分の1以下です。
もちろん、投票率が5%高まったとしても、その分が全ておときたさんに入った訳では無いでしょう。
でも、「新しい人に替わって欲しいけど、現職が強いからどうせ投票しても無駄だろうな」と思っていた人が多くいたとしたら、投票率が上がることで、結果が変わっていた可能性は高いのではないかと思います。
一般の人が考える以上に、「ＸＸ党推薦」の組織票は強いのです。
自分の立場やしがらみで、投票する候補者を決める人の票です。
そんな票に結果が左右されてしまうのは、余りにも愚かだと思いませんか？
本当に支持出来ると判断して入れた票が結果に繋がった方がいいですよね？
なので私は、とにかく「北区長選の投票率を上げよう！」と繰り返し呼びかけている訳です。
もうひとつ、「Z世代の政治意識に関する調査のご報告」というプレスリリースをご紹介します。
【緊急】【統⼀地⽅選挙】Z世代の政治意識に関する調査のご報告｜NPO法人ドットジェイピーのプレスリリース (prtimes.jp)
これによると、18歳～22歳の全国の大学生に「あなたは投票に行きますか？」と尋ねたところ、「必ず行く」が46.5%、「おそらく行く」が37.1%で、83.6％が投票に行く意思を持っていることがわかったそうです。
私にもZ世代の息子がいますが、この結果にはかなり頷けます。
「折角投票権を得たのだから、それは行使すべきである」と、ごく当たり前の考え方が出来るのです。
「若者の投票率が低い」と言われていますが、私は投票率が低いのは若者のせいばかりではないと思っています。
これは、「老人」と「若者」という図式にして、投票することの大切さを訴えた動画ですが、私には「選挙には必ず行く特定政党支持者」と「しがらみなく自分の判断で投票出来るのにそれを無駄にしてしまう人たち」という図式に見えます。
折角8割以上の若者が「選挙に行く」と言っているのに、無関心な大人たちが「面倒臭い」「投票しても何も変わらない」と言って投票率を下げている面が少なからずあるのではないかと思うのです。
今回の「北区長選」ばかりではなく、どの選挙でも投票率が上がった方がより正しい結果が出せると思います。
ただ、「投票したいと思う人がいない」という意見もすごく良く判ります。
普通に生活していて、政治家のことを「この人イイ！」と思う機会なんてまずありませんものね。
ただ。
今回の北区長選の候補者をじっくりと見ていただければ、非常に稀有な例外であることが判ります。
そのことに気付いた人も増えてはいますが、まだまだそのメッセージを受け取れていない人もたくさんいると思います。
北区内の方にはもちろん投票に行っていただきたいのですが、北区外の方には北区のお知り合いの方に対して「今度の北区長選挙、全国的にもかなり注目されているけど、誰が当選すると思う？」と問いかけてみて欲しいのです。
そのことによって、相手の方が候補者のことを知って、誰に投票すべきかを考えてくれるきっかけになると思うのです。
北区民以外の方は「そんなのどうでもいいよ。」と思われると思います。
でも、今回の「北区長選挙」の結果は、今後の日本全国の行政の在り方に影響を及ぼすと思います。
つまり、皆さんも無関係ではないのです。
北区長選 候補者アンケート 統一地方選挙2023｜NHK選挙WEB
ちょうど、NHKのWebに「北区長選挙」候補者4人の、NHKからの質問に対する回答のアンケート結果が掲載されました。
フラットな目で、4人の候補者の考え方が判る、良い情報源だと思います。
北区の有権者の皆様は、こういった情報を参考にして正しく判断し、北区のみらいを託せると思う人に投票してください！
おしまい