2022/8/31追記

「信号機のない横断歩道は歩行者優先」マグネットシートの無償配布は2022/7/2(土)~8/27(土)までで終了しました。

ーーーーー追記ここまでーーーーー

 

今回は東京都の取り組みに関してです。

 

ある日私は、都内の道路を運転していて、前の車に下のようなステッカーが貼られていることに気付きました。

 

 

確か、ゴミ収集車か何かだったと思います。

 

へえ。警視庁はこんなステッカーを作成して配布してるんだあ。なかなかやるじゃないか。

 

と感心して、「TOKYO SAFETY ACTION」で検索してみました。

 

このステッカーが欲しい場合は、どうやって申し込めばいいのか、などの情報を見つけたいと思ったのです。

 

警視庁公認 交通安全情報サイト TOKYO SAFETY ACTION

 

「TOKYO SAFETY ACTION」のページはすぐ見つかりました。

 

ただ、ステッカーの配布情報にはなかなか辿り着けないのです。

 

なんとか関連しているのではないかと思われる情報に辿り着いたのが、下のPDFです。

 

nenmatu_koutujikobousi_irai1004.pdf (totokyo.or.jp)

 

東京都トラック協会」に対する「警視庁交通部長」からの「年末に向けた交通事故防止対策の強化について(依頼)」のレターです。

 

このレターの中にステッカーの説明が含まれていました。

 

「※「横断歩行者保護ステッカー」についてはお問い合わせください。」と記載されていましたが、「東京都トラック協会」への依頼であるところを見ると、このステッカーは、一般のドライバーに配布するために製作されたものではなく、業務用途で使用される車に貼ることを想定して作られたものではないか?と推測されます。

 

 

すでに配布は終了しているものかも知れませんが、上記ツイートの通り質問してみましたので、回答が付くことを期待しましょう。

 

ちなみに、ステッカー自体はオークションサイトなどで転売されているところはいくつか見つかりました。ピーポくんファン狙いですね。

 

で、業務用途の車に貼られるとした場合、このステッカーが貼られた車の後ろに着いたドライバーが、それを見てどのように感じるでしょうか?

 

恐らく「法定速度を守ります」というステッカーを見た場合と同様の印象を受けるだけではないかと思います。

 

その企業や団体が、「うちは交通法規に従ってますよ」とアピールするために貼ってるんだろうなあ、と感じるだけだと思うのです。

 

しかし、同じステッカーを、一般車が貼っていたとしたらどうでしょう?

 

「ああ。このドライバーは、道路交通法を遵守しようという意識があるんだなあ。」「そう言えば、それが本来の交通ルールだったなあ。」など、後ろのドライバーに伝えるメッセージ力は、比較にならないほど大きいものがあるのではないでしょうか。

 

これが私が、私が作ったマグネットシートを、多くのドライバーに貼って走って欲しいと願っている理由です。

 

2022年度も「横断歩道マナーアップ運動宣言企業募集活動」を継続! | JAF

 

 

JAFのこのステッカーのデザインはすごく素敵ですね。

 

2022年度も「横断歩道マナーアップ運動宣言企業募集活動」を継続! | JAF

 

ただ、残念なことに、これも対象は企業などの団体向けで、しかも熊本県限定のものなのです。

 

「個人のドライバーで、こんなステッカーを貼って走ろうという人はそうそういないだろう。」そう考えるのは凄く良く判ります。

 

企業を相手にした方が、効率よく、枚数も捌けるでしょう。

 

でも、そうそういないからこそ、個人のドライバーに貼って走ってもらう事に大きな意義があると思うのです。

 

今、「信号機のない横断歩道は歩行者優先」の認識は、一般常識になるまでの過渡期だと思います。

 

その昔、電車の中で当たり前のようにタバコを吸えた時代がありました。

 

現在は、嫌煙権が認められて、電車内どころかタバコを吸える場所はかなり制限されています。

 

最近成人してタバコを吸い始めたような人にとっては、そんな時代があったとは想像も出来ないでしょう。

 

また、昭和の時代は、セクハラ、パワハラが当然のように横行していました。

 

今では、刑罰の対象にもなっている通り、それをすることを自重する意識が常識となっています。刑罰に処されないまでも、社会的信頼を失うリスクのある行為であることは誰もが認識しています。

 

そして、長野県ではすでに「信号機のない横断歩道は歩行者優先」は常識なのです。

 

私が作ったようなマグネットシートなんて必要無いのです。

 

赤信号では止まります」と当たり前のことを言っているのと同じなのですから。

 

いずれその認識が、嫌煙権やセクハラ・パワハラ問題のように、日本全国の常識になっていくでしょう。

 

ひと昔前の慣例に流されて違反切符を切られるまで交通違反をし続けるか、いち早く法律を遵守する側になってピンクのマグネットシートを貼るか、その判断はドライバーひとり一人の倫理観や人間性に依存します。

 

「えっ?このドライバー、まだ平気で法律違反してるよ。」「こんな犯罪者の運転する車に乗りたくないよ。」

 

周りの人にそんな風に思われる前に、心を入れ替えて、真人間になってみてはいかがでしょうか。

 

おしまい

 

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