「人をいじる」ということの意味について、改めてWebで調べてみたところ、「面白半分にいじめたりからかったりすること」とありました。
ただ、現実的には、もう少し広い意味があると思います。
ちょっと面白可笑しい要素を加えて表現することで、相手の魅力をより引き出したり、普段大人しい人に華を持たせるような引き立て方をしたりなど、いわゆる「愛のあるいじり」というものも存在すると思うのです。
実際、職業柄や立場的に「いじられてなんぼ」という人もいるでしょうし、私のように普段あまり周りに相手にされなかったりすると、「いじってくれると嬉しい」と思うことが本当にあります。
私のブログの例で説明しますと、「ベビースターラーメンチョコアイスバー」では、ブログを読んでくださるみなさんをいじっている訳です。
「これ、ホントに不味いんだから、食ってみてよー。不味いの好きでしょ?」という感じです。
「誰が不味いもん好きやねん!」とかツッコんでくださることを期待しているのですが、なかなかそこまではうまく行かないものです。
うまくいじり返していただいて、それに対してまたボケたりツッコんだりしていると、そのやり取りを見ている方も和んだ気持ちになれたりしますよね。
難しいのは、いじる方に愛があっても、いじられる方は不快に思うケースがある、という点です。むしろ、そういうケースの方が多いでしょう。
もちろん、相手との人間関係が築けているか?という点も大きな要素になるでしょう。
本当に親しい人との間であれば、普通は失礼に聞こえるようなことも、一種の愛情表現だということが判るからです。
つまり、まだ人間関係が築けていないような人をいじるのはよろしく無い、ということになります。
そう。判ってはいるのです。判ってはいるのですが、いじりたい。
SNSをやっていて、そんな風に思うケースがあることは、ご理解いただけるでしょうか。
例えば、相手の方が公けに顔とお名前を出されていて、SNSでご自身の活動などをアピールされているような場合、自分が上手くいじり返されることで、そのアピールの役に立てたら嬉しい、というような感情です。
やんわりといじらせていただいて、上手くいじり返していただくことで、さらに先方の新たな魅力が引き出されて、ファンが増えたりとか。。
単に真面目一辺倒なやり取りをするだけより、ちょっと人間味が伝わるような一面を見ることが出来たら、他の方も嬉しいのではないかと思ったりするのです。
自分で言うのもおかしいのですが、私は根は非常に真面目な人間です。
だからこそ、SNSでいじり合えるような関係を築くことに凄く憧れるのでしょう。
もう、どうしてもこうしてもいじりたい。そんな時、「いじってもよろしいでしょうか?」という意味のサインをまずは送ります。直接的であったり、間接的であったり。恐る恐るです。
一般の方の場合は、たまにそれが通じたりする場合もあるのですが、残念ながら、通じて欲しい!と思う時ほど、何の反応も得られずにへこんでしまうケースがほとんどですね。
そもそも送ったサインが先方に届いていなかったりする場合もあるのでしょう。
敢えていじらせていただくことで、直接の面識は持たなくても、人間関係を深めることもできるのではないか、と思ったりするのですが、例によって、そんなことは私の妄想なのかもしれません。