このタイトルを見て、私が何についてのブログを書こうとしているか判る方はどの位いらっしゃいますでしょうか?
1割、2割くらいかな?
でも、秋田県出身の方であれば皆さんお判りになると思います。
そう。稲庭うどんの名店です。
他にも稲庭うどんで有名なお店はいくつかありますが、稲庭うどんの産地である秋田県湯沢市の方にお勧めの稲庭うどんのお店を聞いたら、大半の方がこの「佐藤養助」を推すのではないでしょうか。
他のお店の稲庭うどんと一体何がそれだけ違うのか。
コシ。喉ごし。滑らかさ。恐らく味も微妙に違うのでしょうが、明らかに判るのは、そういった食感の違いです。
銀座に店舗が出来たことは知っていたのですが、日比谷、赤坂、浅草などにも店舗を出しているそうです。
そして今回はもうひとつのテーマがあります。
「そごう川口店」です。
JR京浜東北線「川口」駅東口の目の前にある、10階建ての大きなデパートです。
そごう川口店は、1991年10月に開店しました。
そして、2021年2月28日に閉店します。
29年間の歴史に幕を下ろすのです。
川口市にお住まいの方ばかりでなく、近隣にお住まいの方でも利用されたことがある方は多いのではないでしょうか。
そして、それぞれの思い出をお持ちなのではないかと思います。
是非、閉店までにまた足を運んでいただければと思います。
そして、そごう川口店の地下1階には、「たごさく」という稲庭うどんのお店があります。
「たごさく」は一般には、おこわやお弁当を売るお店として知られています。
そごう川口店にも、おこわを売る「たごさく」のスペースもあるのですが、そことは別に、フロアの一番奥の角に、稲庭うどんを供するイートインがあるのです。
そして、「たごさく」で出している稲庭うどんは「佐藤養助」の品です。
私は今回、久しぶりに「たごさく」の稲庭うどんを食べました。
人によっては温かいうどんを好む方もいらっしゃいますが、私は稲庭うどんの醍醐味はキュッと冷たく締めたざるうどんだと思っています。
本場の佐藤養助には「二味せいろ」と言って、普通のめんつゆと、ごまじるの二種類のつゆを味わえるセットがあるのですが、残念ながらそごう川口店のたごさくにはそれがありません。
でも、私はごま汁好きなので、「胡麻だれざるうどん」を注文しました。
ほどなく注文した品が出て来ます。
サクランボが載っているのはオリジナルですね。これはいらないな。
写真で、この麺のつややかさがお判りになるでしょうか。
この辺りが他の稲庭うどんと違うところなのです。
麺上げ写真にも挑戦してみたのですが、やはり下手くそです。
どうもいい感じの写真が撮れません。
4分ほどで食べ終えて、ごちそうさま。本場の「佐藤養助」で食べるのと比べると差はありますが、それでも十分に美味しいことが判ると思います。
ちなみに、この店の営業は11時~15時までなのだそうです。
もし、川口でランチを食べる機会があれば、2月末までに一度足を運んでいただけると有難いです。
佐藤養助の乾麺は、一部のスーパーなどでも手に入ります。
茹で時間を守って、冷水できっちり締めれば、店舗で食べるものとそれほど遜色無い仕上がりに出来ると思います。
ただ一度は、本場ホンモノの稲庭うどんの味を、お店で味わってみて欲しいのです。
おしまい