サンコー、2,980円のHDMIキャプチャ。一眼レフやビデオカメラのWebカメラ化も可能

上のリンクは、2020/9/16のWeb記事です。

 



PC Watch」というサイトの記事で、私はWindows PC関係の新しい情報を得るために、この手のサイトの情報を日頃からチェックしています。

そして、上記のWeb記事に、私は強く興味を惹かれました。

記事の内容は、高画質のカメラなどをWebカメラとして使用できる、というものでしたが、「HDMIキャプチャ」と言うからには、HDMI経由で出力される画像であれば、何でも取り込みが出来るのでは?と思った訳です。

ただ、それにしては2,980円という価格は安すぎる。

私は、同様の機能を持った製品を持っていますが、それは8,000円ほどしました。

それでも、安い方でした。

 

その製品ですら、早々に売り切れになってしまいました。

 

私と同じようなニーズを持った人に紹介してあげたかったのですが、叶いませんでした。

 

「私と同じようなニーズ」とは何かというと、「他のPCの画面のスクリーンショットを撮る」というニーズです。

 

普通にWindowsが起動している状態であれば、そのPCのスクリーンショットを撮るのは簡単なのですが、それが出来ないようなタイミングがあるのです。

 

Windowsが起動する前までの画面、BitLockerの認証画面、BIOS Setupの画面、回復オプションの画面、ブルースクリーン(BSoD)が発生した時の画面、Windowsをインストールする時の画面、Windowsがアップデートされている最中の画面、Windowsにサインインする時の画面、ユーザーアカウント制御の確認画面などなどです。

 

企業のIT部門では、ユーザー向けのマニュアルなどを作る際に、このような画面のスクリーンショットが撮りたいケースがあるのです。

 

恐らく、多くの場合は、デジカメやスマホで写真を撮って、それをマニュアルに貼り付けていると思います。

 

でも、綺麗なマニュアルを作りたい、と思う人に取っては、それではストレスが溜まるのです。

 

他の画面と比べて、明らかに画質が落ちたり、歪んだりしますので。

 

パソコンの画面なのですから、綺麗に撮りたいじゃあないですか。

 

こんな時、「HDMIキャプチャ」が役に立つのです。

 

自分のPCの画面をHDMIに出力して、他のPCで取り込む、というワザです。

 

この、2,980円の「HDMI to USB WEBカメラアダプタ」がその用途で利用できるのであれば、それを求めている人に取っては、かなり破格の商品になる訳です。

 

でも、サンコーのHDMI to USB WEBカメラアダプタの製品情報のページを見ても、「一眼レフカメラやビデオカメラをWebカメラに出来る」という説明があるだけで、それ以外のHDMI出力を持った製品を接続した場合のことについては言及されていません。

 

これは、本当にダメだから書いていないのか、それとも別の理由があるのか。。

 

まあダメだったとしても、2,980円なら諦めも付きます。

 

とりあえず買って試してみょうとしたところ、販売ページでは在庫無しになっていました。

 

やはり、同じように考える人が多く、売り切れてしまったのだろうと思いました。

 

数日経ってから確認し直したところ、注文出来る状態になっていましたので、迷わず注文しました。

 

結果的に、商品が届いてみて確認した結果、私が期待していた機能は満たしていました。

 

上で示したケースを全て確認した訳ではありませんが、凡そのケースには対応出来るようです。

 

 

 

 

 

ただ、画質自体は、そのPC自体で撮ったスクリーンショットと比べると少し落ちます。恐らく、一旦は低い解像度になっているのでしょう。

 

でも、普通にマニュアルなどに使う分には、十分だと思います。

 

更に、嬉しい点が大きく2つ。

 

ひとつは、何もソフトウェアを追加インストールしなくても使用できる点です。

 

HDMI出力の機器を接続すれば、それをWebカメラとして認識しますので、Windows 10標準の「カメラ」アプリで、静止画や動画で画像を取り込むことが出来ます。

 

もうひとつは、画像の時間的なラグが少ない点です。

 

私が持っている同様の機器では、出力側のPCでマウスで操作した情報が、入力側のPCの画面に反映されるまでに2秒程度のラグがあるのです。

 

元のPCにも画面が表示されている場合は、そちらを見ながら操作できますので、特に問題無いのですが、HDMI出力側にしか表示出来ない画面もあります。

 

その場合は、マウスでカーソルを移動させると、それを画面で確認出来るのが2秒後になる訳です。

 

想像するのは難しいかも知れませんが、マウスを動かして、その結果を画面で確認できるのが2秒後だったと想像してみてください。

 

細かいマウスの操作をしようと思ったら、かなりストレスを感じることが判ると思います。

 

これが、今回の「HDMI to USB WEBカメラアダプタ」では、ほぼリアルタイムなのです。

 

少しだけラグはありますが、無理無く操作出来るレベルです。

 

これは私に取って、非常に嬉しいものでした。

 

このように、文字で説明を読んでも、実際のところは使ってみないと判らないと思います。

 

恐らく、この製品も、そのうちに売り切れになって、入手するのはが難しくなるのではないかと思います。

 

あまり深く考えずに、まずは購入してみるのが正解だと思います。

 

私がそう言っているのですから、信用してください。

 

この製品、買い逃すと後悔すると思います。