前回に続いて、少々ご迷惑な運転の例をあと3つご紹介します。
(4)左折時に右に膨らむ
これは「運転マナー」と言うよりは、よろしく無い運転のクセなのではないかと思います。
大して大型車でもないのに、左折する時に一旦右に膨らむ車ってありますよね。
あれも怖い運転のひとつです。
普通の感覚で後続車が追い越して行こうとしたりすると、衝突してしまう可能性があります。
ちょっと違うパターンですが、左折の時に横断歩道を渡る歩行者を優先するのはいいのですが、自分の感覚よりも、かなり手前で待つケースってありますよね。
えっ!そこで止まるの!という感じになって、危うく追突しそうになったりすることもあります。
出来れば、後ろの車の事も考えて、無理なく追い越せる位の位置取りで歩行者を優先した方がいいんじゃないかな、と思ったりします。
イラストは表現のために横断歩道の位置をずらしていますが、現実はある程度のところまで曲がった状態でも待てる場合が多いですもんね。
(5)右折は速やかに
右折レーンのある交差点は、信号にも右折専用の青信号というのがある場合が多く、右の→が出ている間、右折することができます。
ただ、右折したい車の数に対して、右折の青信号の時間が短い場合があって、全ての右折車が曲がり切れなかったりします。
つまり後ろの方の車に取っては、信号が一度青になって、右折の青が出たにも関わらず、また次の青信号まで待たなければならなくなる、ということです。
そして、次の青信号の時にも同様の状態となって、右折車が右折仕切れなくなることは容易に想像できるはずです。
にも関わらず、いざ自分が右折する際には、速やかに前の車に着いて右折せず、無用な間隔を取ったり、必要以上にゆっくり右折したりするのを見たことがあるのではないでしょうか。
確かに、無闇に車間を詰めたり、右の青信号が出る前に無理に右折しようとしたりするのは、危険を伴うケースがあります。
そこまで言うつもりは無いのですが、最低限テンポ良く、前の車に続いて右折しましょうよ。
さっきの青信号で5台しか右折出来なかったのであれば、今度はみんなでテンポ良く曲がって8台右折出来るように行こうよ、というような協力意識です。
うちの近くには、ちょっと複雑な交差点があって、青信号の時間自体が15秒くらいしかないところがあり、その間に右折も左折も行かないと、すぐに信号が変わってしまいます。
そのことを知っている車は、急いでテンポ良く右左折するのですが、だらだらする車がいたりすると、青信号1回で2台しか進まない、ということになったりします。
出来るだけ、そこは通らないようにしています。
(6)青信号に変わったのに気付かない
これは、自分でもたまにやってしまうのですが、赤信号での信号待ちの間、カーナビの操作などに気を取られて、青信号に変わったことに気付かず、後ろの車を待たせてしまうケースがあります。
よほどの時は、後ろの車がプッ!と鳴らしたりする訳ですが、これがあった場合は、数秒以上待たせてしまったものと考えた方がいいでしょう。
このような時も私は、「サンキューハザード」ならぬ「ごめんなさいハザード」を使います。
謝ればいいというものでは無いのですが、こういう時はそうした意思表示があった方が、後ろの車に取っても穏やかになれるのではないかと思います。
まあ、他のことに気を取られたりせず、青に変わったら、速やかに発進するようにしましょう。これは本当に自戒です。
いかがでしょう?
「少々ご迷惑な運転」の例を6つ上げましたが、ちょっと心当たりがあったりしませんでしょうか。
少し意識を変えていただくことで、グっとイイ感じの運転になると思いますよ。
おしまい