私は、自分以外の人が運転する車に乗る機会はあまりありません。

地方に仕事で行って、営業の方の車に乗せてもらう時くらいでしょうか。

かつて、広島に出張した時に、女性の営業の方が運転する車に乗って、死にそうな思いをしたことがあります。

高速道路で空港に送ってもらう時に、スピードを出すだけならともかく、前の車との車間距離が、私の感覚に比べて半分位に狭いのです。

そのスピードで、その車間かよー。事故ったらどうする気だよー。

と、生きた心地がしませんでした。

まあ、これは極端な例ですが、助手席に10分も座っていれば、その人がどんな運転をするタイプの人か、大体判ります。

私も、家族以外の人を助手席に乗せることはほとんど無いのですが、例え家族であっても他の人でも、他人を乗せる時には、より運転には気を付けるようにしています。

そして、そのポイントは「出来る限り、同乗者に違和感・不快感・恐怖感を感じさせないこと」です。

それに反する判り易い例は、急ブレーキ、急加速、急ハンドルです。

これは、いわゆる「荒い」、言い換えると同乗者のことを考慮しない運転をする人の車に乗ったことがあれば、誰でも判るでしょう。

もうひとつ判り易いのが、私が広島で体験した、スピードと車間距離です。

自分だったら、このスピードでこんなに車間距離を詰めたりしないのに、という状態で運転されると、大変なストレスを感じます。

また、停車車両を追い越したりする場合、ドライバー自身は大丈夫だと思える車幅感覚であっても、あまりギリギリのコースを取られると、助手席に乗っている人は、擦るのでないかとヒヤっとします。

結果的に何事も無くても、「この人の隣に乗るのは怖い」という評価になってしまう訳です。

どんなシーンでも、自分が助手席に乗っている立場になって、違和感・不快感・恐怖感を感じるような運転になっていないだろうか、ということを考えながら運転することが大切だと思います。

運転マナーに関するWeb情報」のブログを書いた時に見つけたWebなのですが、この観点で、結構参考になると思いますので、ご紹介します。

女性たちのホンネ「男性の運転マナーでグッとくること、ガッカリすること」

 

「のけぞってしまいそうな乱暴な加速や、身体にシートベルトが食い込みそうな急ブレーキ…乗せている人への思いやりがまったく感じられない運転は不愉快でしかなく」

「『いいな』と思うのは、消防署/警察署前などの停車禁止区域の手前でちゃんと停止しているとか…。」

「モラル以前の話かもしれませんが、ウインカーを出すのが遅い人は困ります。後続車は迷惑しています。」
「過去には運転が乱暴なうえ、気に入らない運転をしているクルマに暴言を吐いたり…といった男性もいて、我慢できずクルマを降りたこともあります。」

 

などなど、どなたのコメントも参考になりますが、私が一番グッと来たのは、2ページ目の方の次のコメントです。

 

「停止する時にカックンとこない、スムースなブレーキを心がけてくれるとうれしいかもです」


もしかするとご存じ無い方もいらっしゃるかも知れませんので、一般のWeb情報を引用させていただきます。

クルマの運転の基本 ~上手なアクセルとブレーキ操作(オートマ編)~

上記Webの「(ブレーキペダル操作)」のところにある、次の説明です。

 

停止する寸前は、ブレーキペダルをじわっと少し戻すと、停止時にクルマのフロント部分がつんのめる様な動きを抑え、滑らかに停止できます。


私はこの事を、JAF Mateか市販のノウハウ本で知り、実践してみたところ、停車する時のスムース感が格段に変わることが判りました。

 



以来、基本的に停車する時は、この「ブレーキペダルを少し戻す」という操作を実践しています。

助手席に乗っていれば、ドライバーがこの操作をしているかいないかはすぐに判ります。

私はまずこれの有無で、そのドライバーの運転の丁寧さの度合を測るようにしているのです。

私自身には、もうそういう機会は無いと思いますが、好意を持った方を助手席に乗せて「丁寧な運転をする人だ」という評価を得たい場合は、まずはこのブレーキングを実践してみることをお勧めします。

違和感・不快感・恐怖感を与えるような運転をしてしまったら論外で、そこで失格、即退場と思った方がいいでしょう。

 

おしまい

 

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