私が、この「MAR」という言葉を知ったのは、ごく最近のことです。
上の2つのページから、その意味の説明を引用してみましょう。
MARプログラムとは、中古再生PC に正規WindowsOSのセカンダリ ライセンスを提供する、Microsoft社のプログラムです。
MARは、マイクロソフト・オーソライズド・リファービッシャー・プログラムの略称。クリーンアップして磨き上げた正規の中古製品という意味が込められており、正規Windows OSライセンスを再生PC専用に設定された特別な価格で提供する。
つまり、中古PC向けの安いWindowsOSライセンスのことです。
そういうものがある、という事自体は、1~2年前に聞いて知ってはいました。
なので、最近中古PCを紹介するサイトに「Windows 10 Home(MAR)」などの表記があるのに気付き、「ああ、あの中古PC向けのライセンスのこと、MARって言うんだ」とすぐに判りました。
何故私が、このところ続けて中古PC関係のブログを書いているのかと言うと、ある意味続きものなのです。
全てを併せて読んでいただくと、一般ユーザーにはなかなか判り難い、でも明示的に伝えるのは難しいことを説明しようとしていることが判るかも知れません。
さて、MARは中古PC用のライセンスOSです。
ただ、そのPCがOEMのPCメーカーのPCであった場合は、OEM向けのWindowsのライセンスキーが埋め込まれています。
ものすごく古い機種の場合など、例外もありますが。
別にどちらのライセンスを使用しても問題無いとは思いますが、場合によって、元のOEMのライセンスのエディションと、MARのエディションは異なっているケースがあるのです。
例えば、OEMではWindows 8.1 Proのライセンスを持っていたPCに、MARのWindows 10 Homeがインストールされている場合などです。
恐らくですが、このようなPCにWindows 10 Homeをクリーンインストールしようとすると、ライセンスエラーになってしまうのではないかと思います。
折角Windows 10はクリーンインストールが簡単に出来るのに、ライセンス上それが出来なくなってしまうのは勿体無いですね。
「MAR」とは、もともとそのPCにライセンスされていた「OEM」のライセンスとは別のものだ、ということを理解しておきましょう。