Windows 10 May 2020 Update後のWindows Updateに変化あり
上記は、山市良さんのブログ記事です。
最近のWindows Updateの動作が変わっている、という意味の内容ですが、判りやすいのが次の一文です。
例えば、2020年6月1日の時点で機能更新プログラムの延期設定を「4日」よりも短く設定している場合、Windows Updateの自動更新ですぐに「Windows 10、バージョン2004の機能更新プログラム」が検出され、インストールが始まってしまうでしょう。
Windows 10 バージョン2004がリリースされたのが、2020/5/27です。
普通にWindows 10 HomeのPCを使用しているユーザーに対しては、徐々に配信が拡大されて、「Windows Update」で検出され、「ダウンロードしてインストール」をクリックすることが出来るようになるユーザーも増えています。
Windows 10 Proの場合は、もともとはWindows 10 Homeよりも期間を置いてから機能更新プログラムを適用する設定が簡単に出来るようになっていました。
「半期チャネル(対象指定)」を「半期チャネル」に変更するだけでも、リリースの起点が2か月位は遅くなったのです。
しかし、現行では延期日数の設定が、2020/5/27を起点として、正確にカウントされるようになり、例えば今日、2020/7/16であれば、「50」日に設定すれば降ってきませんが、「49」日にすると降って来ます。
50日なら、
「最新の状態です」なのに、
「49」日にすると、
すぐに「バージョン2004」が降ってくる。
つまり、Homeエディションよりも早く、新しい機能更新が適用できるようになっている訳です。
こういったことを十分理解して、自分は早くバージョンアップしたいという人が適用する分には問題無いのですが、以前の感覚で「180」日位に設定しておくか、という人がいたら、半年後には必ず降って来てしまう訳です。
「ダウンロードしてインストール」をクリックする一段階もなく、いきなりバージョンアップされてしまうようです。
この機能変更が良いことなのか悪いことなのか。
ユーザーがそういう動作であることを正しく理解する前提であれば、必ずしも悪いものではないでしょう。
ただ、普通のユーザーは、そうそうこのような情報に辿り着くものではないと思います。