③Simplified Windows Update settings for end users


Windows 10 Pro バージョン2004で延期日数の設定が削除される」で指摘した内容について、マイクロソフト社から、オフィシャルにアナウンスがありました。
 
それが③のブログ記事です。でも、読む必要はありません。英語ですし。
 
これに対して、①と②のWeb記事が掲載されています。
 
①には、以下のようなコメントがあります。
 
「準備が出来たデバイスにしかアップデートの通知は出ないとはいえ、これでは企業ユーザーは安心できないでしょう。」
 
対して、②には以下のようなコメントがあります。
 
「「Windows 10 Pro」以上のエディションを用いてデバイスを集中管理している企業ユーザーにとって、今回の変更はあまり問題にならないだろう。」
 
いずれも正しいのだろうと思います。
 
確かに、延期日数を365日に設定してそのままにしていたら、単に365日遅れて機能更新がやってくるだけです。
 
また、機能更新が降ってきても「ダウンロードしてインストール」をクリックしない限りインストールされないのだから、それほど使い勝手は変わらないだろう、という見方も判らないではありません。
 
やったことが無いので判らないのですが、機能更新が降って来た(通知が出た)後に、何か月もそのままにしておいて、本当に問題は無いのでしょうか?
 
月例の累積更新プログラムは正しく適用されるのでしょうか?
 
何かのタイミングで、機能更新プログラムがインストールされてしまうことは無いのでしょうか?
 
365日の延期ができる、ということは、バージョンをひとつ飛ばしに出来る、ということです。
 
例えば、バージョン1903から1909へのアップデートは非常に軽いものでした。
 
1909は、リリースし立てであっても、同じ条件の1903と比べると、安定していると考えることができます。
 
バージョン2004から20H2へのアップデートも同じ形式になるだろう、と言われています。
 
つまり、5月くらいに次のバージョンがリリースされる手前、2月~4月あたりの余裕のあるタイミングを見計らって365日を0日に戻し、意図的にバージョンアップを行うのが、最も安全なバージョンアップの方法だと思います。
 
必ずしも、みんながみんな、こんな面倒なバージョンアップはしなくていいと思います。
 
ただ、より安全性を求めるユーザーにとっては、便利な機能であったはずです。
 
中小企業で、大がかりな運用管理ソフトを導入できないような企業ユーザーなどでも使用していたのではないかと思います。
 
私にはむしろ、Windows 10は段々退化しているように感じられます。