Windows 10 Proエディションを使用していて、2020/5/27にリリースされたバージョン2004を適用された方はいらっしゃいますでしょうか。
 
そして、バージョン1909まではあったはずの、「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」の「詳細オプション」に、更新プログラムの適用を延期するための日数の設定項目が無くなっているのに気付かれましたか?
 
山市良先生は、こちらのご自身のブログで言及されています。
 
こちらの方の記事の以下の項目でも指摘されています。
 

いずれも、「えらい大変なことだ!」というよりは、「仕様変更があったみたいですね」とあっさりした印象を持たれているようです。
 
もしかすると、この変更に問題意義を感じるのは、世界中で私ひとりだけなのかも知れません。
 
一般ユーザの中で、HomeエディションではなくProエディションを使われている方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
 
恐らく、5%も無く、せいぜい2~3%でしょう。
 
さらにそのうち、意図的にProエディションを選択したユーザは、半分位でしょうか。
 
BitLocker、Hyper-V、リモートデスクトップなどの機能に価値を感じてProを選択した方が大部分なのでしょう。
 
今回のPro特有の機能は「Windows Update for Business(WUfB)」という機能です。
 
私は、この機能があるために、個人で利用するPCも、全てProエディションを選択しています。
 
Windows 10の機能更新や品質更新プログラムがリリースされても、すぐに適用せずに、しばらくは適用を延期するための機能です。
 
Windows PCを使っている企業のIS部門の方であれば、ご存じだと思います。
 
今回のことで改めて、企業ユーザでこの機能を有効に活用している人はほぼいないのだ、と実感しました。
 
もし活用していたら、今回、この機能が無くなったことに対して、大きなクレームが出るはずです。
 
私に見える範囲では、そのような傾向は全くありません。
 
Microsoft社の一方的かつなんの事前案内すらも無い、重要な仕様変更に対して、「あ。ああそうなんですか。」と少しも抵抗すること無く受け入れてしまっているのです。
 
まあ、それでいいなら、別に構いません。
 
今後も、同様なことが繰り返されるということです。