偶然にもここ数日、親との関係について話題になることが何度かありました。
正直、自分にとっては嬉しい話題ではありません。
匿名であるこの場でちょっと書いてみようかと思います。
私は4人家族です。父、母、自分、弟。
正直な話、金銭的には恵まれた家に育ったと思います。
私は現在大学生ですが、奨学金も借りておらず、一人暮らしの家賃だって父親持ちです。
仕送りだっていただいています。ありがたい。
そんな私に投資してくれている父親ですが、現在日本にはいません。数年前に弟を連れて海外に行き、現地でバリバリ働いています。
母親は今も実家で一人、パートをしながら暮らしています。
離婚を前提とした別居らしいです。
父親とは、そりゃあ子供らしく反抗したり拗ねたりすることはあっても、それなりに順調にやってきたと思います。
別に仲良くはしないですが、私は父を信頼しているし、尊敬もしています。
上手くいかなかったのは母親との関係です。
母と娘の関係って、逆に上手くいくことがあるんでしょうか?
たまに母親と仲のいい友人の話を聞くこともありますが、あんなエピソード全く現実味がありません。
帰ったら今日の出来事を話すとか、一緒におしゃれなカフェにお出かけして写真撮ってとか、恋愛相談とか、さすがにフィクションだろ。ふざけてんのか。
母親って、娘に自分を少なからず重ねるものなんじゃないかと思います。
トラウマだったり、理想とのギャップだったり。
母親に褒められた記憶って、そういえばありません。
母親の理想は現実の私とは程遠いものでした。
私には近くに住むいとこ(母親の兄の娘)がふたりいますが、彼女らの方がはるかに理想的でした。
特に妹の方。私の一つ上です。
内気な私に対し、明るく活発ないとこ。
友達が少なく勉強ばかりしてる私、勉強は苦手だけど友達はたくさんいるいとこ。
上下関係のある運動部に力ずくで入れてやらないとどうしようもねえ私、部活をコロコロ変えても運動部には自主的に入ってるいとこ。
私が周囲に馴染めないのは自業自得、いとこが周囲に馴染めないのは運が悪かっただけ。
別に私もそこまで暗い性格ではなかった(と思いたい)のですが、対比することによりとんでもない根暗インキャに見えたのでしょう。
程度こそあれ私が根暗インキャであることに変わりはないのですから。
母親にとっては、明るくて良い子であることが何よりも大事だったみたいです。
本当は母親がそうなりたかったのでしょうか。
私がどんなに良い成績を取ったって、クラスで休み時間に話す相手がいなければゴミ。
マラソン大会で賞状をもらったって、待ち時間に友達と話さず一人でいればゴミ。
休みの日に友達と遊ばず家にいるのなんてゴミだから、〇〇ちゃんのお母さんに連絡とってあげようか?××ちゃんにLINEしてその画面見せなさいよ?なんでLINEしないの?そんなこともできないやつは社会に出ても一発クビだよ?なんて言われたり。
私はなかなかのゴミでした。そんなんじゃ社会に出てもやっていけません残念でした、と何度言われたか分かりません。
対照的に、いとこの株はどんどん上がっていきます。
私だって誇れるような学歴ではないですが、国立大に入った私よりも、誰でも入れる大学に行ったいとこの方が優秀らしいです。勉強だけができたってインキャは社会のお荷物で一発クビで路頭に迷うそうです。まあ将来の目的も無くフラフラしてる私は反論できないですが。
私の受験直前期にも家にしょっちゅういとこ呼んでましたね。普通のことなのか?
そのうち私の見た目にも矛先が向けられるようになります。
敏感肌で荒れやすく、さらに思春期ということもあって、可愛いいとことは反対に私の顔にはいつもたくさんのニキビや炎症がありました。
気合いで治るとでも思ってたんでしょうか。
色々言われました。「顔が汚い」「他の人はこういうの思っても言わないだけなんだよ。顔が汚いって優しさで言ってるんだから治せよ。」
1日1回とかのレベルじゃないです。目を合わせたら言われるし、向かいの席に座ってもアウト。
いまだに母親と目を合わせることができないです。
こんなゴミ娘は愚痴りたい時にちょうど良かったみたいで、父親の愚痴や弟の愚痴は散々聞かされました。
父親は思考がかなり論理的なのですが、感情論で話す母親とは会話が破綻します。お互いの言っていることが理解できず、話しても双方がイライラするだけでした。
通訳に使われるのはいつも自分でした。あれ伝えてきて、これ聞いてきて、聞いてよお父さんほんとにやだわ、とか受験生だというのに謎の夫婦間通訳。
妥協で結婚するとこうなるのか、と思った記憶があります。子供に皺寄せが行く。
弟はこの頃不登校気味になりますが、そんなの当然母親は許さないわけです。
弟に嫌味やら説教やら散々言い聞かせ、それに反抗した弟が暴れ、その愚痴を聞くのは私。
私は弟のこと心配だったけど、不登校の息子に対して、心配より怒りが勝るってどうなの?
反論したって的外れな感情論で捲し立てられるだけなので、黙って聞いていましたが。
こんな風に書くと私が根暗インキャだったのもまあ悪かったなと思いますが、大学進学を機に実家を出ると話が変わります。
まず、「別に一人で行動していいんだ!」という大発見。
休み時間に話す人がいなくたっていい。
休日に一人で出かけたっていい。すごい!
そうやって肩の力が抜けると、自然と身の丈にあった友人も、気の合う恋人もできました。
肌荒れも、母親のストレスから解放され、そして思春期を抜けることによりだいぶ改善しました。
ほんとに良かった。
そして父親の転勤を機に、父親と弟も母親のもとを去り海外に行きました。
弟は向こうでめっちゃ楽しくワイワイやってるみたいです。よかったね。
離婚を前提とした別居ですが、うちの収入源はほぼ父親なので離婚されると母親は大変です。で、その愚痴は私のLINEに届きます。本当に長文でした。
それは一旦落ち着きましたが(どうなったのかは知らん)、普段は短時間パートだけ、いとこも流石に構ってくれる年齢でもなくなったヒマな母は自分にメンヘラLINEを送ってくるようになりました。
そして自分が実家に帰ると不自然なほどもてなしてくれます。
持て余した時間でたくさんの料理を用意して、甘い声で話しかけて。
その母親の優しさが気持ち悪い。
側から見たら優しい母親、仲良し親子のように見えるのだろうと思うと悔しくて仕方ない。
会いたい友達もいるから帰省はしたいけど、もう実家には住みたくない。
数年付き合っている彼氏のことは大好きで、ゆくゆくは結婚したいと思っています。
でも家庭を築きたいとは思いません。
あくまで夫婦という関係性になりたいだけです。
もし自分に子供ができて、それが娘だったらどうしよう。
私には娘を愛せる自信がない。
きっと、母親の理想になれなかった自分を娘に投影してしまう。
可愛がるのも躾けるのも気持ち悪い。自分も娘も気持ち悪い。
ここに書いた母親のエピソードはほんの一部です。
親の話になるたびに思い出してしまいます。
彼氏の家だと、帰省をするとほぼ毎回家族で居酒屋に行くそうです。
家族で居酒屋?
そもそも母親の前でアルコールを摂取する自分なんて想像すらできない。
家族みんなで飲食店に入るなんて、まだ両親の仲が良かった小学校低学年の頃は実際にやっていたはずなのに。今想像すると気持ち悪い。
いつかまた思い出したらブログに書くかもしれません。
ここまで読んだ人なんていないと思いますが、私はネットの海に吐き出せて満足です。
自己満に付き合わせてしまってすみませんでした。