天照大御神の神言
人は乃ち天下の神物なり、
ひとはすなわちあめのしたのしんもつなり
須らく静謐を掌るべし。
すべからくせいひつをつかさどるべし。
心は乃ち神明の主たり、
こころはすなわちしんめいのしゅたり
心神を傷ましむる莫れ。
しんしんをいたましむるなかれ
神は垂るるに
かみはたるるに
祈祷を以て先と為し
きとうをもってさきとなし
冥は加ふるに
めいはくわふるに
正直を以て本と為す。
せいちょくをもってもととなす。
神性な存在でありますから
心は穏やかに慎み深く生活しなくてはなりません。
自らの心に神様は存するのであるから
絶対に我欲我見によって心の神様を傷付けてはなりません。
神様の御めぐみを頂くのは、
何よりもまず心からの祈りが大切であり、
また、
神様のご加護を受けるには、
正しく真っ直ぐな心を守ることが根本であります。
訳
小野 善一郎先生