『女の朝パート268』 | ☆らんちゃんブログ☆

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落花流水。今在る事の意味や流れを感じながら、自由に書いていきます☆

5月14日木曜日。

グラスに珈琲を注いだ。
ふち子ではないけれど紫パンダを4匹乗せた。
何故紫パンダ4匹だったのかについて、
居間の床に座り込んで今から真剣に考えてみるのも、
時間と体力だけはたっぷりある訳だし、
もしかすると予想以上に面白い時間を過ごす事になるのかもしれない、
その為に私はその答えを考え導きだし、
勿論、世界中にいる全ての人たち誰もが納得出来る答えを導きだし、公言するのも、
もしかすると、ノーベル○○賞受賞的な偉業で、
これまでの歴史を覆し、革命にもなり得て、
もしかすると新たな世界の幕開けにもなるのかもしれない。
もしかすると、もしかすると、
世界の片隅にいるだけの私の名をこの世に残す事も出来、
昨日までの日常や世界が一変する出来事にもなるのかもしれない。
と思いながらも紫パンダ4匹を乗せたけれど、
実を言うと特別な意味は何もないのだ。
あるとしたら、


意味がなく面白くもないその写メを撮る事。
無意味な程平和はないのかもしれないと思いながらも、
やはり可愛さには負けて仕舞う。キュンキュンだ。

兎に角、いつまでたっても女が現れない。
(ここでの女は、通りすがりの女の事。)
仕方がないから、

又写メを撮った。
少しアングルを変えてみた。
しかしどうでも良かったし、何も起きなかった。
心が激しく揺れることもなければ、
心臓が強く締め付けられることも起きなかったから。

それよりか、
一体いつになったら私は、目の前の、大好きな、食後の珈琲を飲む事が出来るのだろう?
女が来なければいつまでたっても着口出来ないではないか?

私は、目の前の画をじっと見続ける自分に向かって、
遠慮がちに、
でも我慢出来なくなった気持ちを抑える事が出来ず、
意を決して訪ねてみた。
『一体いつになったら、私は、大好きな、その珈琲を飲むことが出来るの?
無意味なものを省き、グラスを握り、
その縁に私の唇を近づけ珈琲を吸い込む事が出来るの?』

しかし、
私は自分の質問に答えるつもり等はまるでなかった。
答えるのは簡単。けれど、
今答えては、何となくまずい気がしたからだ。
大事な事はいつまでも約束を守る事である。
直感も大事である。

でも私は女と約束を交わした記憶はない。
それに女の姿を実際にこの目で見たこともない。
女は一体いつ現れるのだろう?
疑問と謎だけが膨れ上がる。

珈琲を注ぐと、
いつも何処からともなく現れては、
私の同じ場所の居間で、じっとしている女は、
一体いつ現れるのだろう?




通りすがりの女シリーズ裏バージョン