私は定価1200円の本である。
税は別である。
ちなみに2009年発行の本である。
いつしかご主人はBOというリサイクルショップへ私を入れた。
あえて言おう、古本屋ではない。
最初につけられた名札は緑の610である。
新緑のころ、若葉のころ、新人の私にぴったりだ。
しばらく2つの季節が過ぎただろうか(放置され)黒の460となった。
とても寒い冬だった。
その半年後、青の410が付いた。
また暑い季節になったものだ。もうココでは馴染みの古参である。
そのまままた2つの季節を過ごし再び緑の310である。
もうそんな柄ではない、若葉ではないのだから。
そのまま暑い夏を過ごした。はずかしい若葉である。
そして初めて赤の200となったのだ。恥ずかしさのあまりかと思ったほどだ。
しかし主人は来ない。
周りが黒をまとう頃である。
「半額セールでーす」
私は赤のまま無印の100となった。
身を寄せ合った仲間は入れ替わりながら出ていき私の服(カバー)は擦り切れそうだった。
どのくらいココにいるのだろうか?
名札=値札ラベルのサイクルが3か月毎とします。
4月:緑→7月:青→10月:赤→1月:黒と流れるものとします。
3か月間のどの位置かは不明なので最初と仮定。
緑で始まり2度緑の季節を過ごし最終黒の時期で旅立つ。
・・・
11四半期=33か月
すなわち2年9か月
およそ2.75年
店内に在住、発行から3年で手放され。
(ラベルが着いたまま転店した場合を除く)
はやくーところてんしてよ!
(10、60と端数が付いているので雑誌扱いの模様、なおかつPOSではない所が秀逸だ)
