📘 複式家計簿で“自分の貸借対照表・損益計算書”を作ろう
ーー あなたのお金の行方が、本当に見える世界へ
こんにちは。
今日は、複式家計簿をつけると
自分の貸借対照表(Balance Sheet)と
損益計算書(Profit & Loss Statement)が作れる
という、ワクワクする話を書きます。
会社だけでなく、
あなた自身もひとつの“経済主体(Economic Entity)”です。
だから、家計を複式簿記で記録すれば、
自分の財務状態が会社と同じように数値で見えます。
これは、ふつうの家計簿では絶対にできない世界です。
🌱 1. 複式家計簿は「家計を見える化する最強ツール」
単式家計簿は「使った金額を書くだけ」。
これは“過去の記録”でしかありません。
しかし、複式家計簿は違います。
✔ 収入・支出
✔ 資産・負債
✔ 預金・カード・未払・未収
✔ 純資産の増減
✔ 月ごとの利益(黒字・赤字)
これらがリアルタイムで分かります。
つまり複式家計簿は、
見えない家計を“見える化”する装置です。
🌱 2. なぜ自分の貸借対照表が必要なのか?
貸借対照表は、あなたの“人生の財産表”。
専門的に言うと、
✔ 資産(Assets)
あなたが持っているもの
現金、預金、電子マネー、積立、家財、未収金など
✔ 負債(Liabilities)
あなたが返さなければならないもの
クレカ残高、未払金、借入金など
✔ 純資産(Net Assets)
資産 - 負債
「あなたの本当の財産」
📌 この純資産が毎月増える
= あなたの生活は正しい方向へ進んでいる
📌 純資産が毎月減る
= どこかで無駄や問題が発生している
この“本当の姿”が見えるのが、
複式家計簿の強さです。
🌱 3. 自分の損益計算書が人生の鏡になる
損益計算書(P/L)は、
あなたの“1か月の成績表”。
✔ 収入
- 給与
- 副業
- 雑収入
- ポイント還元
- 保険の返戻金など
✔ 費用
- 食費
- 交通費
- 通信費
- サブスク
- 医療費
- 日用品
- 娯楽費
P/Lを毎月見ることで、
- どの費用が重いのか
- 本当に必要な出費はどれか
- 我慢しすぎていないか
- 副業の儲けはどれくらいか
すべての「答え」が見えるようになります。
🌱 4. 自分の財務諸表は“現実より正直”
ここがいちばん楽しいところです。
✔ 複式家計簿で作る貸借対照表・損益計算書は
あなた自身より正直です。
あなたが「ムダ遣いしていない」と思っていても、
財務諸表はこう言います。
「スマホ代、実は高いよ」
「コンビニが毎月1万円だよ」
「純資産、微妙に減っていますよ」
逆にあなたが気づいていない良いことも教えてくれます。
「今月、純資産が1万円増えました」
「食費は改善しています」
「先月より黒字が増えています」
数字は嘘をつきません。
だから“本当に見える”のです。
🌱 5. どうやって作るの?(専門的だけど楽しく説明)
難しく見えますが、手順はとてもシンプルです。
✔ STEP① すべての取引を仕訳する
家計の取引は、ほぼすべて複式で書けます。
例)コーヒー購入
コーヒー代 / 現金
例)スマホ代(翌月払い)
通信費 / 未払金
例)給与の発生
給与未収入金 / 給与収入
例)給与が入金された
普通預金 / 給与未収入金
✔ STEP② 月末に資産と負債を集計
- 現金
- 預金
- 電子マネー
- クレカ残高
- 未払金
- 未収金
これらがそろうと、B/Sができあがります。
✔ STEP③ 1か月の収入と費用を出す
これはそのままP/Lになります。
✔ STEP④ 自動で財務諸表が完成
Paciolist、FreshBooks、マネフォ、弥生など、
複式対応のアプリならすぐ完成します。
🌱 6. 財務諸表を作ると人生の視界がひらける
ここから世界が変わります。
✔ 「お金の行方」が完全に見える
隠れていたムダが明るみに出ます。
✔ 資産と負債が一覧で見える
借金がどれだけあるか、いつ減るかも分かる。
✔ 純資産が増えると気持ちが強くなる
毎月の増加額があなたの“生活のスコア”。
✔ 自信と安心が生まれる
生活の全体像がはっきりするから。
✔ まるで会社経営
あなたが社長。
あなたの家計が会社。
数字を見て経営判断ができるようになる。
🌱 7. まとめ:複式家計簿は人生の「財務ナビゲーション」
複式家計簿で作る自分の財務諸表は、
あなたの人生の“ナビ”になります。
- どこでお金が消えている?
- どこを改善すると良い?
- 今の生活は黒字?赤字?
- 純資産は増えている?
- 自分の家計のクセは?
- 3か月後、どうなる?
- 1年後、どんな財務体質になる?
これらすべてに答えてくれるのが
複式家計簿と自分財務諸表です。
お金の行方が本当に見える生活は、
とてもおもしろくて、安心できて、
そして毎日がちょっと楽しくなります。
あなたも、今日から「自分の財務諸表」を作ってみませんか?