最近、ドラマの不毛地帯を見ては二週連続で号泣し、テレビでフランダースの犬の特集を見ては泣き、と
異様に涙もろい私。

・・・
・・疲れてるのかしら?

さて、
今回は・・・

この前何気なくごま(彼)とテレビを見ていたときのこと、

ごまが突然、

「ねぇねぇ、将来は木更津に住まない?」
と意味不明なことを、

き・・き・・木更津!?

ごまの実家は日本海の方、会社は品川、
もちろん私の実家はもっと北だし、会社は銀座、


「なぜ?利便性まったくないよ!?」
と、私

「だって木更津は物価が安くてこっちと同じ値段で広いところに住めるんだよ」
と、とど

「会社はどうするの?通えないよ!?」
と、素朴な疑問を訴える私

「会社はアクアラインが安くなったからバイクで川崎まですぐだよ」
と、また自分のことしか考えてない自己中発言

「私はどうするの?銀座まで毎日は通えないよ」

「電車の中で本読んでればすぐだよ」

「毎日なんて辛いし通勤だけで疲れちゃうよ」

「大丈夫、電車の中で勉強できる時間が確保できるんだよ」

と相変わらずひかないごま。

「ごまは友達いないからいいかもしれないけど、そんな遠くに住んだら友達が遊びに来てくれなくなるよ!!」
と必死に反論する私。

「大丈夫、観光がてらみんな来てくれるよ」

・・・
たしかに、たしかに観光がてらきてくれるかもしれないけど、1年に1回くらいだと思う。
友達のいないごまに、友達の大切さを訴えても無理かも・・

「絶対にやだからね、私!」

「どうして?」

「絶対にやだ!!」
と、今回ばかりはひきたくない私。

さすがのごまも諦めるかと思った矢先・・・

「どうしてそんなに嫌がるの?だってあんなに木更津キャッツアイ大好きだったでしょ・・」


・・・
たしかにドラマは大好きだったけど、、ストーリーが好きなだけで、それとこれとは別だと思う。


会社が近かったり、友達がたくさんいたら木更津に住みたいって思うけど、
思うけど・・

ちなみになぜ突然ごまが木更津に住みたいと言いだしたかと言うと、テレビでそういう特集をやっていたらしい。

すぐにテレビの真似をしようとするごま、それに意味不明な理屈がついてくるから・・・
はあ・・

つ・・疲れ・・る。

今度、木更津の賃貸でも探してあげて、先にひとりで住んでもらうよう提案してみようかな?

さすがに気付くよね。
自分の無謀さが。

ウフフ、そう考えたら楽しく思えてきた。

とささやかな逆襲を思いついた私。

さっそくこの後物件探してみよう音符っと。
土曜日の夜、ごま(彼)の家でひめ(うさぎ)とのんびり過ごしていたときのこと。。

夜も遅くになって帰ってきたごま。


ドアを開けてびっくり、、ビックリマーク

今までみたことないくらい顔が真っ青。

「ど・・どうしたの?顔が真っ青だよ」

と、めずらしく私も心配してみると、


「会社でトラブルがあって昨日も今日の朝4時まで仕事だった。」

と、まったく寝てない様子。

ごまは、IT関連の仕事をしていて、どうやらごまがチームリーダーをしているプロジェクトでトラブルがあった様子。。

最悪なことに責任はごまにあるよう・・

いつもは仮病を使ってばかりいるので、あまり心配することはないのですが、
さすがに今回は大丈夫かな、と心配していると・・

ひめを見つけかけよるごま。

「ひめ、会議だよ、今から会議だよ。」

と、ひめの額と自分の額をくっつけ、延々とつぶやくごま。


・・・
痛い、痛すぎる。
とうとうおかしくなった?

そういえば昔ごまから別のチームがトラブルをおかした時に、そのリーダーが緊急会議で集中攻撃にあった、と聞いたことが・・

きっと今回はごまが集中攻撃にあったのね。
まわりのことは気にしないワガミチを進むごまが、ここまで追い詰められるなんて、相当集中攻撃されたのかしら?

ひめも空気を読んでか、いつもなら逃げるのに、今日はじっとおとなしく耐えてる様子。

うさぎにさえ、気遣ってもらってるごまって・・

まあ、でも極限にまで追い詰められてるし・・

が、、
次の日の朝も
起きてくるなり、ひめを見つけ昨日と同じに

「ひめ、会議だよ」
とまた延々と・・


・・・

こんなごまが、
チームリーダーで大丈夫かな?

と思ってしまいました。
その前に私、
・・本当にいいのかな?

昨日の夜、ごま(彼)の家で一緒にテレビを見ていたとき突然、

「ガタガタッ」

と台所から怪しげな物音が、

物音と同時にビクッと大きな体を硬直させたごま。

その様子を横目で見ながら、しばらくごまの出方を見守ることに、

・・・。

・・・。

・・・。

硬直したまま動かないごま。
目線さえ一点をみつめたまま。

ごまの家は、もうそろそろ取り壊されそうな築●十年のアパート。
防犯なんてほぼ皆無に等しいおうちの構造。

泥棒には狙われないとはわかりつつ、最近は物騒な世の中、、

しびれを切らした私が、

「ねぇ、台所見てきてよ。」

「・・・。」

聞こえないフリ?
そしてもう一度、

「ねぇ、ちょっと怖いから台所見てきてよ」

と、一言。

「・・・やだ」

・・・!?

と、視線は一点をみつめたまま私の方を見ず言い放ったごま。

私も嫁入り前の女子、
ここで負けてはいられません。

「お願い!!」

「やだ!」

「お願い!!!」

「絶対やだ!!!」

「お願い!!!!」

「絶対絶対やだ!!!!」
・・・。

面倒になったので私が見に行くことに・・

結局、お隣の物音だったのですが、

ですが、、
この人、私が変な人にからまれてたら絶対、知らんぷりして逃げるんだろうなあ、、と

薄々気づいてはいたけど、気づいては・・・

・・・

私が強くならないとダメ?
いや、一応女子だから、私も男の子に守ってもらいたいなあ、、と感じる今日この頃です。

ごま、お菓子ばっかり食べてる場合じゃないと思う。