アラン(早霧せいな)


『伯爵令嬢』の制作発表をみた時に、

この衣装と鬘だと身長の低さが目立つかもと思っていましたが案の定でした。(隣で大ちゃん踊ったりしてるししょぼん

ただ、ちぎちゃんは背の低さが幼さに通じることはないので問題ないと思います。あと、やはり美形なのは武器だなぁと思いましたね。

壁ドンでの横顔の美しさったらありゃしない。

鬘はほぼストレートでしたね。より原作に近いように感じました。

フィナーレだと地毛になるので、二度美味しい?ラブラブ!


アランという人物にちぎちゃん自身があまり魅力を感じてないんだろうな~とはインタビューやらナウオンでわかっていましたが、確かに難しい人物像だと思います。

最初から「金に物を言わせて」だしプンプンむかっ

記憶を失っているすきに嘘ついて結婚しようとしちゃうし。

弟分の彼女だなんて関係なし。

でも、コリンヌに関する以外では良い人に描かれてるんですよね。


地位も財力もあり、正義感も強く仕事も出来る男性。
ただちょっと惚れた女性には一途で強引なのラブラブってとこでしょうか。
(強引どころか、とっても「嫌な男」なんですけどねむっ


でも、
原作や脚本にはない魅力がちぎちゃん演じるアランには感じられました。最初はやっぱり嫌な男って思ってたけど、どんどんアランが可哀想な人に思えてきて。
本当は優しくて良い人なのに、彼女への想いの強さゆえに自分で自分の首を絞めるような行動しか出来ない不器用な人に思えてきた。
(そうすると、最初の壁ドンが辻褄あわなくなるんですけどね~。今までそうやって口説いてきた名残とか?フランス男性ですしね♪)

パリでコリンヌがリシャールと再会したことで、焦りのあまり強引な手段を取ろうとするんだけど、結局は出来ないアランが本当の姿なんだろうなって感じられたのは良かったです。
本当なら、コリンヌが家を出て行ってから2人の関係が深まっていく様子が描かれていると、もっと恋愛物らしくなるんだけど時間がないので割愛って感じ。怒涛の展開であっという間に結婚式になっちゃった。


ゆうみちゃんとお芝居の相性もいいと思った。

ベットの場面なんかすごく良かったと思う。
ちぎちゃんの隣に並んでても違和感を感じない。

年齢差もあまり感じないし、体格的にもOK。
そして、ちぎちゃんに今までにない包容力を強く感じたのが嬉しい。
これはトップコンビとしての自覚からくるものなのかなぁ。

殆どの話が恋愛物な宝塚にとって一番大事な事だものね。


あと、お互い相手役に対する気持ちが強く感じられるのは見ていて気持ちいいです。

(イチャイチャしているということではなくて、信頼感というか何というか難しいけど)


こうなると、ちぎちゃんにとっての懸念「歌の弱さ」が余計に惜しくなってくるなあせる
今回はそんなにひどくないと思うんだけど…しょぼん


もっと頑張れ~ガンバとしか言いようがないけど、

今は次の大劇場がとっても楽しみで仕方ないです音譜