こんにちは
今朝は移動中心の仕事のため
いろいろな事を考えていて
気がつけば激動の10年､､､。
長い長い思い出話しです
5年前に母を癌で亡くしました
母は腹痛で大学病院を受診
1年以上､､､３回も盲腸と誤診され
知人に紹介された病院で診察を受けた時には
すでに手遅れだったようです
当時働いてた職場
土日休みの職場だったので
母の抗がん剤治療の付き添いや手術のため
有給休暇を取得しがちになり
同時期に同じ年の男性社員と人間関係が拗れ
あいつがいるなら会社辞めてやるって
すぐに受け入れてくれる会社を探し､､､
保険会社の営業職に転職
その時は絶望しかなかった
中小企業ではあったけど
親会社が〇〇物産で職場は丸の内
定年まで働くつもりで入ったのに
何でわたしがこんな目に？って
その男性社員を恨みました
母は抗がん剤治療を続け
わたしは融通がきく勤務形態を活用し
母の抗がん剤治療には出来る限り付き添い
付き添えない日は治療後病院に迎えに行く
転職したからこそ、の生活を堪能
2年が経過する頃には腫瘍マーカーの数値も
安定してきて寛解？なんて浮き足立ち
せっかくだから旅行にでも行く？
なんて話していた桜の季節🌸
容態が急激に進行して
立ち上がることすら出来なくなり
即日入院､､､その場で余命宣告されましたが
脅威の復活
入院直後の余命宣告は呆然と
ただただ言葉が通り過ぎた感じでしたが
余命宣告取り消しは
母と一緒に笑いながら
「今は命に関わる状態ではないから
在宅ケアかホスピタルに転院を」
「あとどのくらい生きられますか？（母）」
「大学病院の入院は基本2週間程度と言われてるんだけど、お母さんの場合まだまだしばらく､､､病院に怒られちゃう位と言えるね」
「まだなの？（母）」
「残念ながら（笑）」
こんなやり取りがあり
初夏に差し掛かる頃ターミナルケアの病院へ
そのターミナルケア病院
抗がん剤治療で通院してた病院で
お世話になっていた先生が医院長の病院
なんと保険営業地域だったので
仕事帰りに病院に立ち寄れるという
素晴らしい巡り合わせ
でも同時期、保険営業の見習い期間が終了し
収入が減り生活が厳しくなったので
母を安心させたくて転職活動をスタート
転職活動1ヶ月で無事採用が決まり
入社手続きを終えた入社1週間前のこと
「会社の拠点を関西へ移転するので
採用を取り消したい」
と１本の電話があり突然無職確定
でもこの採用取り消しがあったから
この直後から意識がなくなった母に
病室を離れることなく付き添い
看取ることが出来ました
あのまま転職してたら有給休暇もないし
看取ることは出来なかった
そしてもう一つ
採用取り消し判明直後に
複数の転職サイトへ登録を行い
いくつか面接が確定していたのですが
母の容態の急変で１社以外キャンセル
たまたま面接予定が少し先だった
キャンセルしなかった会社が転職した会社
哀しみと後悔と寂しさ､､､
母の危篤からずっとずっと
時間の感覚が消えたような感じの中
食事を作ること食べることが
面倒になってしまい
お腹が空いたらビール
ほぼほぼのみの生活
わたしこの転職先に就職しなかったら
生きてたなかったかもなんて
本気で思ったりしてます
転職先は飲食系の営業職
シェフが使ってくれる賄いは
本当に美味しかった
勤務日の昼ごはんは賄いがありますが
それ以外自分1人のために作る食事は
味気なくて美味しくなくて
空腹を満たすために食糧を食してた
具体的には お腹が空いたら
胡瓜を1本丸ごと洗って齧る
お米に醤油で味付けて食べる
生卵に醤油をかけて飲む、そんな感じ
､､､空腹でも我慢してると空腹感がなくなる
でもそれを続けると立ち眩みが酷くなる
分かってはいるけど食べることが面倒
あの職場でなければ
母を亡くした哀しみから
踏み出せなかったし
栄養失調で身体壊してたと思う
インセンティブ割合が高かったので
基本給だけだと生活に困るレベル
でも大好きな職場、そんな葛藤の中
軽い気持ちで転職サイトに登録
本気で転職なんて考えてなかったハズなのに
転職サイト登録から3ヶ月で
飲食業から管理業に鞍替え
急に「この仕事してみたい」って
でもこれは虫の予感だったのかも
転職した翌年 新型コロナウィルス流行
営業インセンティブが付かない状況になって
同僚はほぼほぼみんな転職したみたい
改めて振り返ると
不本意に流されてた訳ではなく
全て必要な場所に辿り着くための
必要な流れだった
新しい選択の時期で
変化することへの不安とか躊躇いがあるけど
わたしって以外と大丈夫というか
わたしなら大丈夫
そんな気持ちを再確認