今日の内容は、
あくまで私の個人的な意見であって、
養護教諭としての見解ではありません。
こういう考え方もあるのかと、
心理的な距離をとって読める方のみご覧ください。
さて。
トイレの中で、
無抵抗の生徒に殴りかかる動画が
SNSにアップされると同時に拡散されて、
どんな理由があれ暴行した生徒が悪いのは間違いない。
その一方で、
ほうきを使ってスタートの合図をし、
周りで煽っている生徒、
現場にいる私はふと、
これを「企画」したのは暴力をふるっている生徒ではなく、
今回の動画を見る限りでは、
暴力をふるった生徒は強要されたわけではなく、
イキってすすんでやっていたように見えるし、
普段から周りにいた生徒たちと一緒に行動していたとは思うけど、実は力関係が存在していたのではないだろうか。
物理的にカレが暴力を受けていたかどうかはわからないけど、
知的な力関係はどうか?
今回も
後先考えず、周りからあおられ、おだてられ、
それこそ昔のコロッセウムのように、見せ物としてやらされているのにも気が付かずに。
そうだとしたら、
闇バイトと同じで
末端の「実行犯」だけを見ていても
本当の解決にはならないのではない。
何度も言うけど、被害者がいる暴行で、どんな理由があろうとも、暴力は許されないし、彼が被害者とも言わない。
でも私はこれを見て、一部の子どもに、
新しいイジメの形を教えてしまったのではないかと怖くなった。
ダメージの大きさは、計り知れないから。
もちろん今回彼が受けたダメージが、
世の中の暴力やいじめの「抑制」につながればいいけれど、
むしろ一部の子どもたちは狡猾。
これが私の杞憂ならいいけれど、
そして、被害者のはずが加害者にもなる。
そんな時代を、今の子供達は無防備に生きているのだ。
私の今の想像は考えすぎだったと
いつか、
ここで振り返ることができる日が来ることを
心から願っている。