太陽が早とちりしたのか、早くも夏のような日が続いています。

週末は2泊3日の東北行脚。
🐰と貴方はお留守番。
元気にしてますか?無理言って🐰を困らせていませんか?明日帰るまで良い子にしていて下さいね。

今日は山形県の老舗のお蕎麦屋さんで面白いお話を聞いたので、それを書き留めておきましょう。

「五穀」という日本人の代表的な主食を知っていますか?米、麦、粟、豆、黍(きび)を指すそうです。

さて、話はここから。
この中に普段よく食べる「蕎麦」が入っていないのは何故でしょう。
こんな言い伝えがあるそうです。


その昔、神様が五穀を決めるために穀物のレースをしました。レースに勝った上位五つの穀物が「五穀」に認定されるというもの。
穀物達はスタートするといっせいに神様のもとへと向かいます。
レースが進んで行くうちにどうやら米、麦、粟、豆、黍(きび)、蕎麦の六つが有力候補になってきました。

ところが、その途中で大飢饉が発生します。
レースの途中で通過する村々では、土の栄養か足りず作物が育たなくなり村人たちは苦しみます。
米、麦、粟、豆、黍(きび)はレースに勝とうと苦しむ村人たちを横目に見ながら必死に走ります。彼らは自分たちが栄養のある土でしか育たないこと、実がなり収穫できるまでに時間がかかることも知っていました。

神様のもとを目指す蕎麦も気持ちは同じ。
しかし、蕎麦は知っていました。自分は荒れた土地でも丈夫に育ち、他の穀物より早く実ることを。
そしてレースをあきらめ、村人たちのもとへ駆け寄ります。ひとつの村を救ってはまた次の村へと向かいます。レースが終わっても蕎麦は村々を点々とし、立ち寄った村はみんな飢饉から難を逃れました。

残念ながらレースに敗れた蕎麦は五穀に入ることは出来ませんでした。
でも、神様はそんな優しい蕎麦を見逃していませんでした。五穀に入らずとも民のために尽くしたことを高く評価しこれからも庶民に親しまれる穀物になるように、と言ってその名を全国に広めてくれたのです。
こうして蕎麦は今でも庶民に愛される食べ物になりました。


美味しいお蕎麦を食べながら、小さい頃からよく口にしていたのはそういうことか…と妙に納得してしまいました。
好きな食べ物もまた別の角度から見てみると色々な楽しみ方ができるかもしれません。

少し長くなりました。
今晩は美味しい余韻に浸りながら布団に入ろうと思います。