子育て・パートナーシップカウンセラー 

竹嶋 しょうこです。 

 

 

お盆ですね。

 

私も今日は初盆の方のお家にお邪魔して、お参りさせてもらって来ました。


(おかげさまで三女の熱も下がり、私たちも無事でしたニコニコ

 

 

 

今日はお盆ということで、私が10年前に長女を亡くした時に感じたことを思い出しながら書いています。

 

なので、読む方によってはピンとこないことを綴っているのかもしれませんが、お許しください。

 




 


自分にとってとても大切な人を亡くした時

 

それまで自分が生きていた人生とは、まるで違った感じ方をすることがあります。

 

 

 

それは、亡くなった方と自分との関係性にもよるし、ただ、個人の感じ方の違いなのかもしれません。

 

 


 

私が10年前、長女の初盆を迎えた時に感じたのは

 

「いつも一緒にいると思っているのに、なんでわが子をわざわざお迎えしないといけないんだろう・・・」

 

というやるせなさと、誰にもぶつけようのない悲しさでした。

 

 

 


 

会いたいのに会えないから、悲しいしつらいのは

毎日ずっとなんだけれど

 

そこに来て、改めて突きつけられる現実に、胸がぎゅーっと締め付けられる思いがしたんですよね。

 

 

 

 

法要が必要なのは、もちろんわかっている。



 

だけど、四十九日を過ぎて、


自分でも辛いけれど、この死を受け入れなきゃとなんとか毎日を必死で過ごしてきて

 

しんどいながらも、なんとなく自分なりに低空飛行のペースに

 

「あ。このままいけば、私、大丈夫になれるのかもなあ〜」

 

と少し感じた頃に、

また法要という言葉に心を砕かれる。

 

当時の私は、そんな風に感じました。

 

 


 

これは、私が亡くしたのがわが子だからかもしれませんが

 

そもそも「子どもに対してお線香をあげる」という行為があまりにもつらかった。




好きなおかずを作ってやったり、楽しい思いをたくさんしてやりたいのに、

なんで私はこの子にお線香をあげなきゃいけないんだろう?



毎日毎日、そう考えていました。





 

そして、それよりも大きい「法要」という

 

わが子に祭壇を用意し、仏様として扱われて

来る人をもてなさないといけない行事が、


すでにボロボロに傷ついていた当時の私には、とてもとてもつらかったのです。

 

 




 

田舎の地域性で、


「あの家のことだから」と付き合いで来てくれる年上の人もたくさんいたけれど

 

「下の子もいるんだから、しっかりね」とか


「まだ産めるから頑張ってね」という


励ましの言葉に、傷ついたことも正直たくさんありました。

 


 

 



 

でも、そんな思いでいる中でも、


私たち家族のことを案じて来てくれた友達や親戚は、本当にありがたい存在でした

 

 


 

葬儀や法事って、こちらが行く時はすごく気を使うけれど

 

本当に大事な家族を亡くした時って

 

来た方がどんな服装だったとか、


お香典などをいくら包んでくれたとか、


作法がどうだったかとかは、正直全然気にならないんですよ。

 

 

 

 

それよりも、ただ、その表情や言葉から


その人が残された私たち家族のことを、気遣ってくださっていることが伝わることが

 

ただただありがたかったことを、はっきりと覚えています。

 

 


 

 

後から知ったことだけれど、


大事な人を亡くした時の悲しみや感じ方は

人によって、ものすごく違うんですよね。

 

それこそ、千差万別です。

 

 


 

私は人と一緒にいて、長女の話ができたり

その人の前では泣いても許される、なんでも言ってもいいと思えることが力になりました。


 

私のことを気遣ってくれることがうれしかったから、人が来てくれる時間は救いでした。

 

 


 

反対に、夫は長女のことを話さなくても

自分と一緒にいることに、その人の思いやりを感じていたので


友達といつも通りのたわいのない話をしている話をしている時が、一番助かったそうです



 

 

そして、人といることの方がしんどくて一人でいる方が心が安らぐ。

 

だから、周りとの関係をしばらく絶ったという人もやはりいらっしゃいます。

 

 

 


 

 

どれもがその人の感じ方であって、悲しみ方にも正解はないのです。

 

 

 

相手が子どもでも、妻や夫でも、親でも


大事な人を亡くすことは

「今までの自分の一部を亡くす」


ことでもあります。

 

 



 

だから、たとえどんなに暗いことを考えたって

 

どんなにドス黒い気持ちが芽生えたって

 

どんなに動けなくたっても

 

それは、


今のあなたが自分を生かすために必要があって起きていることなのです。

 

 


 

 

だから、どうか


どれだけ自分のことを情けなく思ったりしても

自分のことを責めないでください。




 

それぐらい、今のあなたは見た目にはわからないけれど

傷ついてボロボロの瀕死の状態で

助けを必要としているのだと、自分の状態を知ってください。

 



 

そして必要な時には、カウンセラーや頼れる友人を遠慮なく頼ってください。

 


 


 

あなたなりの感じ方で

あなたなりの進み方でいいのです。

 

生きているだけで、もう十分によくやっているんですよ。

 




そして、大事なことは


向こうに行ったあの人が苦しむから私はもっと頑張らなくちゃと思わないでいいのです。

 




あなたが何をしても

 

あの人は許してくれるし、あなたの思いはちゃんと全部伝わっていますから。

 



 


 

すごい人にならなくていい。

 

苦しいけれど、


なんで私なんだろう?と思うけれど


それでも、ただただ一緒に生きていきましょう。

 

 

 

子育て・仕事•パートナーシップ•人間関係・お金などさまざまなお悩みを伺い、「言ってみる」カウンセリングです。

 

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