uvance等々力スタジアムです。

かつてこのスタジアムへACLを観に来たことがありました。もちろんフロンターレの試合です。いつだったかなと帰宅後に自分のブログを検索すると11年前、われらがFC町田ゼルビアにとっては新設されたJ3の初年度でした。当時はいつか自分のクラブがアジアの舞台で戦える日が訪れるなどと、夢にも思わなかったです。


スタメンを知りびっくり。キーパーが守田で谷の名前は控えにも無し。怪我としか考えられません。ディフェンダーも出場停止の岡村に加えて菊池もメンバー外。3バックは天皇杯鹿島戦と同じなので特に不安は感じなかったが、バックアッパーがいないのは気になりました。



連戦の8月でしたがこの後は代表戦もあってしばらくお休み。勝って中断期間に入りたかった一戦は思いも寄らぬ打ち合いになりました。
先制したのは川崎。伊藤にドリブルで持ち込まれましたが、まだそれほどのピンチとは思っていなかったところでいきなりのシュートがゼルビアゴールを襲う。狭い方のサイドでしたが守田の手をすり抜けたボールはネットを揺らしました。相手の打ったタイミングが、予想を外していて絶妙だったのですかね・・・
失点はショックでしたが、この程度ならはね返すことができる得点力があるのも好調の要因。まずは28分に相馬のクロスにファーサイドへ飛び込んだナサンホのヘディングで同点。さらに36分には前のボール奪取から始まってフリーキックを得ると、これを下田北斗が直接叩き込む。現地ではよくわからなかったですが、結構距離があったのですね。下田は昨シーズンの日産に続き、古巣対決のキーパーから見事に決めてくれました。
ただこのまま前半を終えていれば良かったのですが、自陣の深いところでつなごうとしてボールを失うと浮き球にエリソンの頭で追いつかれてしまいました。もったいなかったなあという気分でハーフタイムへ。
混み合う前にトイレに行こうと席を立ったところ、川崎ゴール前でゼルビアの選手が倒れているのが目に入ったのですが、藤尾が相手選手と頭で接触していたようです。このところゼルビアの選手は脳震盪が疑われることが多いので心配でしたが、その後もプレーしていたのでひと安心。

点の取り合いとなった試合、後半も様相は変わらず。ゼルビアが相馬のシュートでゴールを脅かしますが山口の横っ飛びのセーブで阻止される。すると得点したのは残念ながら川崎の方。エリソンのクロスを宮城に決められましたが、あらためて映像を観ると、こちらのディフェンダーは人数が揃っていたように思えるのですけれど。
ホームチームのサポーターが私の座っているエリアのすぐとなりでタオマフを廻しているのをまたしても見せつけられました。
しかし再びのビハインドも何のその、またも試合をふりだしにもどすゼルビア!鋭いボールでゴールを狙った相馬の得点とその場では発表されましたが、足を伸ばして飛び込んだ藤尾翔太が触っていたとして後から得点者が変更になったようです。いずれにしろ同点です。やりましたわれらが選手たち。
前節引き分けだっただけに、このままでは優勝争いから置いて行かれかねません。勝って欲しいところでしたが終盤になりまたまた失点してしまいました。これも映像を観て初めてわかりましたが、エリソンにとっての2点目はブロックにいった中山の足に当たってゴールに入っていたのでした。それにしてもエリソン怖ろしかった。
ここまで2回交代を行っていたゼルビアは追う展開で、すでに藤尾に代わって入っていたオセフンに加えて最後の交代でデュークを投入。4バックにして高さのあるツートップでの攻撃を選択。
デュークと一緒に入った白崎によるクロスバー直撃のシュートなど、猛攻で川崎ゴールに迫ります。だが実らない。
アディショナルタイムも終わりに近づいたところでもう1失点して長い笛。負けることはいつだってあり得ますが、まさか5点も取られるとは想像できなかったな。

谷が出ていたら、そう思わなかったと言えば嘘になる。試合にほとんど出ていないと守田のように経験のあるキーパーでも難しいのでしょうが、彼だけの問題ではなかったと感じています。ゴール前での守備陣全体の対応があっさりしていたように見えてしまったのだ。連携が良くなかったのかな。素人目線ですけれども。


次の公式戦まで日程が空きます。谷が復帰できるのかはわかりませんが、また黒田監督の目指す堅守のゼルビアにもどって欲しいですね。
最後の写真はあいさつに来てくれた山口瑠伊。

帰りの南武線はホームに両チームのサポーターがいっぱいで、一台見送らないといけない状態でした。あんなに満員の電車に乗ったのも久しぶりだったなあ。
【試合日8・31 暫定5位 勝ち点50】
【DAZN実況・下田恒幸 解説・福田正博】
2025・9・1