メルカゾールの効果について考えてみました
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「そんまもの飲んでいれば治る
」ハイ、確かにそうです
しかし、全く薬効の無い『小麦粉』でも薬と偽って投与すると症状が改善する事があります
これをプラセボ薬と言い、その効果をプラシーボ効果
と言います。逆もあります。
効果が無い または、副作用ばかりを信じこませると
『副作用が強くでる
』『効果が現れない
』事がおきます。これをノセボ効果
と言います。私は勿論、病気を早く治したいのでプラシーボ効果
を狙って、薬効を調べてみました
φ(･ω･｡)
薬効を紹介する前に、甲状腺ホルモンの造られかたを紹介します。
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ヨード(ヨウ素)
甲状腺ホルモンの基となり、昆布やひじきの海藻類に多く含まれる。
甲状腺ペルオキシダーゼ甲状腺内の酵素。甲状腺ホルモンを造る際の功労者。
サイロキシン結合グロブリン「ホルモンの話し」の中で、T3,T4に蛋白質が結合していると触れましたが、その蛋白質。
サイログロブリン甲状腺ホルモンを造る際の工場となる、大きな蛋白質。
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血液中のヨード(ヨウ素)が、甲状腺細胞の中に取り込まれる。
甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)の働きで、ヨードが１個のMIT(モノヨードチロジン)と、ヨードが２個のDIT(ジヨードチロジン)が作られる。
絵は甲状腺の細胞内です
甲状腺の中に蓄えられているサイログロブリン(TG)(大きな蛋白質)中で、サイロキシン結合グロブリン(TBG)(小さな蛋白質)と結合する
TPOの働きも加わり、MITとDITでヨードが３個のトリヨードサイロニン(T3)、DITとDITでヨードが４個のサイロキシン(T4)ができる
こうして見るとヨードの数が分かりやすいですね
加水分解(酵素の働き)により、T3，T4はサイログロブリンから離れ、血液中に放出される
TBGと結合せずに放出されたものがFT3,FT4*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:
さて、本題のメルカゾールの作用ですが一言で言うと
「甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)の働きを鈍らせる。」
ようです。
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まとめ甲状腺ホルモンはヨード(ヨウ素)と蛋白質で造られています。
甲状腺ペルキオシダーゼ(TPO)は、『ヨウ素
ヨウ素』、『ヨウ素蛋白質』が結合できるよう働く働き者メルカゾールは、その甲状腺ペルキオシダーゼ(TPO)の働きを邪魔します。(なんか悪者みたい
)それによって、TSHレセプター抗体(TRAb)により、大量に生産されるようになった甲状腺ホルモンを抑える働きをします…
ん？なんと、TRAbを殺す薬ではないのですね～
薬と毒は紙一重と言いますが、健康な人の体には毒
ですねだから、投与量が難しいのね～