松本城の忍者こと、芥川流忍者の芥川九郎左衛門。
九郎左衛門のお話はまだまだあります。(≧∇≦)
当時の随筆書『見聞雑録』(作者不詳)によりますと…
その三
九郎左衛門の超能力の話。
松本藩には、たいそうな力を持つという、芥川九郎左衛門というものがいた。
ある時、
九郎左衛門に黒豆をハチに変身させる術を教わった弟子の一人が、自慢げに人前で実演した。
それを見つけた九郎左衛門が怒ってにらむと、弟子の握っていた黒豆が瞬時に消えてしまったという。
またあるときは、
弟子に早走りの術を教えていた九郎左衛門は、
腹が減ったので、婚礼をしていた家へ姿を消して入り込み、客にまぎれて御馳走にありついた。
ところが弟子は未熟だった。
弟子がうっかり業(わざ)を解いてしまい、
婚礼の客に見つかり、大騒動となったため、逃げたという。
また、
九郎左衛門の屋敷の塀を乗り越えて侵入した泥棒は、
一晩中、庭を歩いても屋敷にたどりつけず、
気がついたら朝に塀の上に馬乗りになったまま縛られていたという話もある。
さらに、九郎左衛門を狙った刺客が忍び込み、物陰からすきをうかがっていた。
台所で夕食の支度をしていた九郎左衛門は、斧で薪をポンと割った。
すると同時に、隠れていた刺客の右腕が肩から血を噴いて切り落とされたという。
九郎左衛門と言う忍者はすごい業を持つもんだなあ。
ーーー・ーー・
超能力と言うか…九郎左衛門は薬の使い方に長けていたようでもありますね(^-^)
つづく。
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