こんばんは!
不如帰です。
毎日暑く、
春の近づきを感じるようになりました。
ということで、
今回は、春にまつわることをお届けしていきたいと思います!
Question 1
皆さんも経験していると思われる
「青春」ですが、
なぜ「青い春」と書く?
Question 2
春の楽しみの一つ、お花見。
満開の桜のもとで、くつろいだり、食事をしたりしますよね。
食べ物の定番(?)なのが →
そう、三色団子です。
では、ここで問題。
この団子の色は、
それぞれ何を表しているのか?
Question 3
この時期、色々なお店で見掛けるのが
桜餅です。
あの独特な味と香りが魅力ですよね。
では、ここで問題。
そもそも、「桜の味」って何味?
Question 4
日本を代表する桜といえば?と聞くと、
多くの人が
ソメイヨシノ
と答えるでしょう。
では、ここで問題。
ソメイヨシノは何故一斉に咲く?
正解
Question 1
「青春」というのは中国の陰陽五行説に
由来する言葉です。
木 火 水 金 土
物事は全てこの五つのグループに分けられる
とされていました。
それぞれに対応する色や方角、季節などが決まっており、「春」は「木」に属すとされていました。
「木」に属すものは他に「東」や「青」がありました。このことから、春と青は深い関係にあると考えられ、二つをまとめた「青春」という言葉ができました。
しかし、この青春という言葉は方角(東)を表したり、春そのものを表すものでした。
同じようなものに「朱夏」「白秋」「玄冬」というものもあります。
時代は進み、現代では青年期を希望が溢れる
「人生の春」と捉え、また青という字がもつ
「未熟」という意味を込めて、青年期のことを青春と呼んでいるのです。
Question 2
桃色は桜を、
白色は残る雪、または空の雲を、
緑色は地面に茂る芝を表していると言われています。
↑こういう状況をお菓子で表現したのでしょう
Question 3
「桜味」というのは、桜の葉を塩漬けしたりすることによって発生する「クマリン」という物質の味です。
クマリンは、化学式 C9H6O2の芳香族化合物で、桜以外にも、シナモンなどに含まれていて、有名な化合物です。
通常、クマリンは桜の葉の液胞の中にクマリン酸配糖体として存在しています。
桜の葉を塩漬けしたりすることにより、液胞の外にある酵素と反応してクマリンが生成され、香りとして認知されるようになります。
それを食べた時に感じるのが、所謂「桜味」なのです。

↑クマリン
Question 4
答えは簡単、
日本全国にあるソメイヨシノの遺伝子は
すべて同じだから。
つまり、「クローン」なのです。
ソメイヨシノの栽培方法は特殊で、
「接ぎ木」と呼ばれる方法で殖やします。
ソメイヨシノ同士では、ソメイヨシノの種子を作ることはできません。では、どのようにするのかというと、違う種類の桜の芽や枝を、
ソメイヨシノの個体の枝や茎にくっつけるのです。
果樹栽培などでよく行われる方法で、例えばモモを殖やすために、アンズやウメにくっつけたりします。
ただし、この方法をするためには、二つの植物が近縁種でなければなりません。先ほどの例では、モモもアンズもウメも、すべてバラ科の植物なので、この方法が使えるという訳です。
如何でしたでしょうか?
今回は、専門的なものを中心に、
ご紹介しました。
面白い、興味深いと感じていただけたら
幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
