連続投稿、てぃんです
医者はあまり患者にならないんですよね、なぜか元気なのか
自分で診断してしまって処理してしまうのかは分かりませんが、ほとんどの医師は
というか、ほとんどの人はそんな大病はしませんよね
それで、診られるという患者の立場、気持ちというものを考えてみました
なんだかんだいって医者任せなのかなって思いました。
私はそれなりに医学知識があったりもするので、この薬がほしいとか、
治療法についてもこれが本当のインフォームドコンセント（治療に対する患者への説明と同意）だ
ってくらい結構納得いくまで話しますが…多くの患者さんの場合は医者任せにならざるを得ないのかな
と当たり前のことを改めて思ったりもしました
というのも理由がありまして、最近の患者さん、特に大学病院に来るような患者さんって
すごく自分の病気のこと勉強してるから恐ろしいほどよく知ってるんですよ
その分野に関しては専門用語を入れてガンガン医者と同等に話す患者さんもいる
すごいなぁ～って思ってたけど、自分が病気になって分かった気がします
薬とかもすんごい詳しくて実習中はびっくりしたけど自分が患者になったらそんなのは
なんでもない、当たり前のことだったりして
実習も臨床だけど、診るのと診られるのってこんなにも違うんだなって思いました
ま、私に知識がなかっただけだというのは事実だと思いますが
でもそれは入院してたり長期間の病気になって何年も闘病していたりする場合。
急病で運ばれたりしたら本当にわからないですよね
そんなとき、どれだけ不安だったか、どれだけ怖かったか、どれだけ医師にすがりたかったか…
私が発症した時のことを思えばそんな思いだったと思います
でも、残念ながらドクターたちは自分の専門分野でない限りその病気について
詳しく知らないドクターが現実多いと思います
まぁそれは専門性を高めるようにしていった方針によるものですから仕方ないと思います
ですが、線維筋痛症というのは筋肉の病気です。
そのため、正直、今ある科のどこに属すの
と考えると実はないんです。
だから、ドクターとしては自分の専門に関係ない病気だからということで、勉強しないというのが
ドクターショッピング（診断がつかなくていろいろな病院を回る）の原因かな
と私なりに分析しています。
専門性が高いのは悪いことではありませんが、昔の町医者の様な
全身を見れる医師がいないというのが非常に問題になっているのがここ１０年ほどの
日本の医療界の現状です
それで流行り始めたのが「総診」ドラマでやってたアレですね
総合診療部というものやＥＲ型と言われる救急のタイプです
それでもなかなか診断がつかないのが私の病気、線維筋痛症かもしれません
たいていの場合、患者さんがたらいまわしに合い、インターネットで探し回って
なんとなく病名に検討を付けて、その病気を見てくれる病院を探していくというひとくらいが
きちんと診断されてる患者さんの多くではないかと思うのです
だから、きちんと診断されなかったり、傷つくこと言われたりする難病患者さんは
本当に多いと思います。
あんなに不安な思いを抱え、あんなに怖い思いをして、あんなに医師を頼ったのに…
その医師に言葉一つで見捨てられるという悲しさ・・・
みなさん想像できますか
すごく苦しくて、悲しくて、切なくて…どこにぶつけたらいいか分からない感情をかかえていくのです。
鬱のようになってもおかしくないと思います
それが患者という立場の弱さだと思います。
「線維筋痛症だと思うのですが…」
といっても
「あれはさ、除外診断みたいなもんだからさ」
と言われ、ただの筋肉痛ですと言われたことがあります。
んなわけないだろが
なに診てるんじゃい （失礼）
と思いましたが言えませんでした(笑)
やっぱりそれくらい医者の立場って、患者から見て高いところにあるんだと思います
その壁を少しでも取っ払っていくのが私たちの世代ではないかと思っています。
また医学生としての側面が入ってしまいましたね…すみません
でもね、そういう風に言われた時、本当に悔しかった。
この医者、本当に私のこと考えてるの？私のこと診てるの？って頭にも来た。
すぐに彼氏に電話して大泣きしたことを覚えています
もちろん彼も憤慨していましたが…
これが患者さんの気持ちだと思います。
私はこの回数が少なかっただけ、すぐに今の主治医を探してかかることができたので
悔しい思い、悲しい思い、苦しい思いをあまりすることなく
しかも全国でもまれに見ない方法の治療をする主治医に出会えたことを感謝しています
私がもし、線維筋痛症という病名を知らなかったら、
彼がちまなこになって私の症状に合う病気（筋・筋膜疼痛症）を探してくれなかったら
私は主治医に出会えなかった…。
今もまだ苦しんでいたかもしれません
あんな悔しい思い、もうしたくない。。。
だから患者さんにはしてほしくないんですね。
そのためには勉強しなきゃいけないんだけどさすがにすべての病気を細かく知ることはできません
でもちゃんとした正しい科にコンサルト（紹介）できるくらいの医師にはならなくてはね
線維筋痛症というのは、ほかにどんな病気があったとしても、
診断基準を満たせば「線維筋痛症です」といっていい病気なのですが
ドクターたちはみんなそれを知らない。
そして、そういった原因不明の病気の病名を付けることを負けのように思ってる気がする…。
一体、誰のための医療なの
患者さんの苦しみ、医師に見捨てられるという苦しみや悔しさを通し
このように思いました
確かに筋肉を専門とする科がないので線維筋痛症を診る科が定まらないのは問題です
だからこそ、ひとりでも多くの医師、そして一般の人にこの線維筋痛症という病気や
筋・筋膜疼痛症という病気を知ってもらいたいのですね
将来的にはそういった科ができるかもしれませんが、私一人がつくっても意味がありません
医師になったら整形外科や神経内科、精神科でもっと診断し、
正しい治療が受けられるようになってほしいと思います
あんな苦しい思いはもういらない。
医師に見捨てられる絶望感は計り知れない。
もう、そんな思いをさせたくない…。
ひとりでも多くの人にこの病気が知れ渡りますように・・・
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