いろいろな事件があります。


殺人事件のような大きな事件もあれば、人の心を傷つけると言うような


事件といっていいのか…そういうこともある。



だけど、私たちの心はコロコロ変わっているものです354354


それは自分の都合が大きく関係しますよね汗



たとえば、プレゼントをもらったらその人は自分の中でいい人だけど


その人が、自分のことを陰で悪くいっていると知れば、その人は一気に悪者になりますよね泣


そのように、実はフェアに物事を判断できないのが私たちの心だし


どんどん変化していくのが私たちですよねはてな5!


思い当たるふし、ありませんか???



今日は久しぶりにまた、私の大好きな本から抜粋したいと思いますおんぷ





大切なモノすべて~線維筋痛症を乗り越えて~-IMG_9738.jpg     キラリハートキラリハートキラリハートキラリハートキラリハートキラリ

        

  (15)先生、
     毒薬を一服盛ってください
      名医の処方

                光に向かって100の花束                           

      キラリハートキラリハートキラリハートキラリハートキラリハートキラリ



 約300年前のこと。

 後藤艮山という漢方の名医がいた。

 12時も過ぎたある真夜中、1人の女性が訪ねてきた。

“よろず屋”の嫁女である。

「先生、一生のお願いです。毒薬を1服盛ってください」


 ただならぬようすだ。


「なにに使うのか」


「お母さん(姑)に死んでもらうのです」


“よろず屋”の、嫁と姑の犬猿の仲は評判だった。


 よく心得ていた艮山は、断ったら嫁が自害する、と見てとった。


「よし、わかった」


 しばらくして艮山は、30包の薬を渡し、神妙にこう言った。

「1服で殺しては、あなたがやったとすぐバレる。あなたは磔、私も打ち首。


 そこで相談だが、この30包、毎晩1服ずつ飲ませるのだ。


 30日目にコロリと死ぬように調合した」

 喜んで帰りかける嫁女に、艮山先生、なおもこう諭す。


「わずか30日の辛抱だ。お母さんの好きなものを食べさせ、やさしい言葉をかけ、手足をよくもんであげなさい」


 翌晩から嫁女は、言われたとおりを実践した。


 1カ月目の夜、いつものようにもみ終わると、ツトお姑さんが立ち上がり、驚く彼女に両手をついて、こう言った。


「今日はあなたに、あやまらねばならないことがある。


 今まできつくあたってきたのは、代々続いた、この“よろず屋”の家風を、はやく身につけてもらうためであった。


 それがこの1カ月、あなたは見違えるように生まれ変わった。


 よく気がつくようになってくれた。もう言うことはありません。


 今日かぎり、一切をあなたに任せて、私は隠退します」


 己の心得違いを強く後悔し、艮山先生へ駆けこんだ彼女は、


「先生、一生のお願いでございます。毒消しの薬を、はやくはやく、作ってください」


 涙ながらに、両手をついてたのむ嫁女に、艮山先生、大笑い。


「心配ないよ。あれは、ただのソバ粉だよ。ハッハッハッ」



高森顕徹 著 光に向かって 100の花束 より)




心コロコロの私たちの心を見抜いた名医の処方キラキラ


もちろん昔のことだけど、私たちもこの話から学ぶことは多いのではないでしょうか?


人の本心とはよく分からないもの。


本心を知らずに表に見えている言葉や言動で判断するのは早合点。


特に怒りは人の判断力を鈍らせますからね354354


自分も肝に銘じてすぐに腹を立てないようにして、まず10数えることにしています。


それでも腹を立ててしまうというか、理不尽だなぁと思うことは日常にあふれてますが怒汗



腹を立てても、相手にあたってもいいことなんて何もありません。


といっても難しいけれど…


広い器がほしいなと思う今日この頃というか、以前からですがムンクの叫び


人間としてできた人間にならなければ、患者さんは私という医師を選んではくれませんよね。



だから人間磨きを頑張りたいと思いますハート


みなさんは、どんな感想を持たれましたかはてな5!




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