数日前、病室に戻るとこんな絵が貼られていました
看護師さんでしょうか
いまだ聞いてない私ですが
心があったかくなりました
これを小さな心遣いと呼ぶのはもったいないかもしれません。
大きな優しさから出ている心遣いだと思うからです。
この大きくて小さな心遣いによって私は大きくて強い勇気をもらったように思います
ありがとうございます
私の枕元はまるで小児病棟のように人形の様なクッションだらけですが
なんだかそれにぴったりです
病気というのは結局、最後は一人で受け止めなければなりません。
大切な家族や大好きな人たち、たくさんの仲間がいても私の体の痛みは届きません。
どんなに苦しくても、言葉で伝えても、その痛みの万分の一も感じることができない。
そばにいてくれるだけで楽になるのはそうかもしれない。
だけど、病気と闘うのは患者自身であり、誰も変わることはできないということ。
私は 「受け入れる」 ことで痛みと向き合っています。
今も死ぬほどいたい。
気を紛らすために書いている部分もあるこのブログ。
全然おさまらないこの痛み、誰にも代われない痛みだから。
私は神様とかは信じません。だって不公平すぎるもん。矛盾も多すぎるから。
それに誰かを恨んでも仕方ない。誰かのせいで病気になったわけじゃないもん。
（あの人のせいでうつ病になったと言いたい人もいるでしょうが・・・）
こんな時は自分の心をよく見つめる。
痛くて心が大荒れだからこそ見つめる。
より、本心が見えてくる。
私とはどんな人間かというこがよく見えてくる。
私は緩和ケアを目指し、痛みを患者さんと共有したいと思っていましたが
それは非常に甘かったと今は思います。
緩和ケアには４つの痛み（身体的・精神的・社会的・スピリチュアルペイン）がありますが
身体的痛みを評価できるのは患者さんしかいないんだなということが分かりました。
なんとなく、医療者の無力さを感じました。
私は緩和「ケア」ではなく緩和「キュア（治癒）」を目指したいんです。
難しいこと、ありえないことだと思います。
でも、「ケア」でいいと、そこで止まってしまったらきっとそれで終わり。
だから私は緩和「キュア」を目指します。
常に上を向いて、笑顔を絶やさないように。
自分が痛みに負けそうでも、患者さんにはいつも笑顔でいたい。
今、入院しているのは実習中に患者さんの前で笑顔でいられなくなってきたということがあります。
つまり、私が限界だったということです。
患者さんにも色々な人がいます。
辛くても優しさを保ち、笑顔でふわふわとした雰囲気を漂わせている人
なんで自分だけこんな目に遭わなきゃいけないんだ
と、落ち込んだり医療者に怒りをぶつける人。
私は普段の患者さんを知りません。
だけど、こういうところで私は笑顔でいたいと思うんです。
きつい時も、泣くのは泣く場所を決めて泣けばいい。他では泣かない。
私は患者として、笑顔や患者としての態度を知りました。
もちろん、そんなこと気を配れないほど辛い時もあるでしょう。
自分のコントロールが効くときは笑顔で、看護師さんや医療スタッフの人と
接していきたいなと思いました。
明日は朗読ＣＤの収録日
あれからもう1カ月経つんだなぁ… はやすぎます
人生は宇宙から見ればほんの一瞬。
だけどそのなかで私たちは約100年間生きるわけです。
命の意味を知って毎日毎日をキラキラ させたいですね
ちなみにストラップは原稿を届けてくれた方が差し入れしてくれた紅茶についていました
柿の葉茶しか飲めない私はリラックマのこの黄色いトリだけをもらい紅茶は母のお腹へ入りました
さて、痛いからもちょっとがんばろ！！
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