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米経済、「日本型不況」に直面も=円は過大評価-
スティグリッツ・コロンビア大教授


ノーベル賞受賞の経済学者で、元米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長のジョセフ・スティグリッツ・コロンビア大学教授は17日、
都内でインタビューに応じ、


米国経済が今後長期の低成長に陥る「日本型不況」に直面する公算が大きいと強調


した。

また、


「円は過大評価されている」とし、円高が日本の根強いデフレ圧力の一因だとの見解


を示した。
 同教授は米国経済の先行きに関し、景気刺激策が息切れし「来年初めまでに再びマイナス成長になる」と分析した。

さらに深刻な失業問題を抱えており、「多くの人が指摘するように日本型の景気低迷に陥る公算が大きい」と明言。
「景気対策の第2弾が必要だが、巨額の財政赤字に対する懸念から実現は困難だろう」と語った。

 日本経済については、円高が物価下落につながり、輸出に打撃を与えていると述べ、円安がデフレ脱却につながると説明。

また政府債務が膨らむ中での税制改革のあり方では、高所得者やぜいたく品などへの課税強化、低所得者に配慮した消費税引き上げが望ましいとの認識を示した。

 一方、米政府が巨額公的資金を金融機関に注入したものの、雇用を生み出す中小企業に資金が回らない現状について、
「日本が長期にわたって経験した同じ問題に直面している」と対応を批判した。 



【ノゾキ見コメント】
現在、ドルが著しく弱くなっているところに、更に不況で、日本円にパワーが無いところから、「三つ巴」の失速が考えられるかなぁ?
あくまでも、素人の読みです。