九子が去ってから、我が配偶者が「我」に電話を掛けてきた。
『なんか、誰もいない。』![]()
と言う。
曰く、数日前まで九子宅前でバーベキューをするほどわちゃわちゃたくさんいた兄弟姉妹やら親戚やらが、
九子が亡くなったらとたんに潮が引くようにすーっといなくなった、と。
もちろん、九一子はいる。
九子がホスピスケアになってから何日か滞在していた人々は、取れる休みの日数にも限りがあるのだろう。
アメリカの他のエリアで葬儀に出たことがないので分からないが、この地域では遠方からやってくる人も多いため、葬儀は週末に行われることが多い。九子は火曜日に亡くなったが、その週末では日程的に厳しいから翌週末が葬儀になる可能性は高く、そこまでずーっとは居られないと判断した兄弟姉妹がいても無理はない。
ということで、兄弟姉妹の中に、ここから葬儀までのこまごましたもろもろの対応は我が配偶者がやるんだろう、的暗黙の了解
を見た気がした「我」。分かってたけど。![]()
そんな会話をした後、三男が九子宅に現れた。九子を偲ぶため?という我が配偶者の予測は、
「なんか食うもんない~??」
の一言で打ち砕かれた・・・。![]()
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