「絶対大丈夫!」と心の中で言い聞かせながら。
辛くて長かったそれまでの日々を思い出しながら。
そこにあったのは、












「合格」

の2文字でした。

信じられなかったです。共テリサーチでE判定で私大も不合格続きでもう、本当は、心のどこかでは、ダメだと思っていました。不合格だった時のことを考えるのが億劫だっただけで、本当は合格する自信なんてこれっぽっちもなかったから。ずっと不透明な自分の未来が不安で不安で仕方なかった。だから夢なのか現実なのかわからなくなるくらい不思議な瞬間でした。でもだんだんと実感が湧いてきて、その時感じたのは間違いなくこれまでに感じたことの無いほどの喜びと感謝の気持ちでした。両親は号泣しながら抱きしめてくれました。「本当に最後の最後までよく頑張ったね、偉かったね」と、何度も言ってくれました。

その結果を受けて私もようやく長い受験から解放されました。
初めて私にサクラが咲いた瞬間でした。

というわけでこの4月からは後期で合格をいただいた国立大学に通っています。自分の学びたいことを素晴らしい環境で学べることの楽しさや大学生ならではな自由な時間を日々楽しんでいます。何よりこんな状態で最後の最後に掴み取った合格なので、今通っている大学に入学できて本当に心から幸せです。というかむしろ第1志望の大学は自分に合っていないかもと少し思っていた部分があったので(受験生の頃は偏差値重視でした)ここにくる運命だったのかもと思っています。

私がこの経験を通してこれから受験生になる方に伝えたいことは、最後まで諦めるな!などそんな当たり前のことではありません。
そんなこと受験を経験した人なら誰でも言えることでしょう。

失敗を恐れないでほしいです。
もちろん、全て上手くいくならそれが一番なのかもしれません。

でも、人は失敗を重ねて強くなります。
この受験期間のたった数ヶ月の間でも、人は強くなれます。

だから、もし上手くいかなくても、頑張ってきた自分を否定しないで下さい。頑張ってきたことが本当に事実なら。

私は幸せになる道は1つじゃないと思っています。
もし今は進みたくなかった道を進んでしまったと思っている人も、その先には沢山分かれ道があって新しい自分に出会えるかもしれません。
その道に進んだからこその幸せは絶対あると思います。
だから、正解の道なんてないと思います。

私は
「努力は必ず報われる」
という言葉が昔からあまり好きではありませんでした。

これまでも失敗を沢山経験したからというより、この言葉のせいで失敗する人は努力が足りないからという一言で片付けられてしまうように感じるからです。
同じくらい努力してるのに。
こんなに努力してるのに報われない。

でも受験においては圧倒的に、努力した人が成功します。受験は頑張ってきた分だけ結果が出る、顕著な例だと思います。

だから、私の今回の沢山の失敗は努力不足であり実力が足りなかったからだと思っています。当日の運とかコンディションとか、そんなことは理由にならないと思うので。

でも、最後に巻き返したのも私の最後まで続けた努力の成果であり実力だと思っています。この結果は絶対に偶然ではありません。
最後に「努力が報われた」んだと思います。

もうこんな経験二度としたくないです。
でも、間違いなく経験して良かったと思っています。確実に私の人生の中で必要な経験だと思います。本当に大切な経験が出来ました。

人生最大の挫折を味わい、それとほとんど同じ時期に人生で最高の幸せも感じることができました。
きっとこんな経験もうできません。

これから先沢山辛いこともあると思いますが、受験のことを思い出せばきっと、どんな壁も乗り越えられると信じています。

そして何より、家族には感謝の気持ちしかありません。
私のやりたいことをいつも肯定して応援してくれたこと、精神的にサポートしてくれたこと、最後の最後まで私を信じてくれたこと。
他にも山ほどあります。
本当に沢山支えてもらいました。

本当に私は家族や環境に恵まれすぎています。
これから家族に沢山恩返ししていきたいです。




言葉足らずな部分もあったかもしれませんが、これが私の大学受験の全てです。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(*_ _)m