―グランショッカー アジト―
地獄大使「おのれRED RXめ...、どうにかしてヤツを殺さなければ…!」
??「地獄大使、貴様はRED RXについて、何も知らなさすぎる」
地獄大使「…死神博士! 一体どういう事なんだ?」
死神博士「貴様に3つの石の話をしよう。RED RXには、代々受け継ぐキングストーン、そしてアースストーンが埋め込まれている…。そして、もう1つ最も重要な石があるのだ…」
地獄大使「ほう…、それはなんだ?」
死神博士「それはサンストーン。すなわち太陽の石。まだRED RXの体内にもない。そのサンストーンが、この世界に先日、3つの欠片となって降り注いできたのだ」
地獄大使「なんだと!? すぐに怪人を手配し、回収を急がせる!」
死神博士「まあ待て。我々が動かなくとも方法がある…。耳を貸せ」
地獄大使「ほう…、それは面白い作戦だ!笑いが出るわ、HAHAHAHAHA!」
―朝 万事屋―
銀時「あーあ。やっと職に就けたのに重病患っちゃって。即入院だったのに金なくて入院断っちゃって。あーあー」
新八「もう止めてあげてくださいよ作者のメタ…。社会復帰出来たんですから」
銀時「こんなチラ裏SS書いてる場合じゃないんじゃあねえの?」
新八「だから止めてあげて下さいってば…」
神楽「あれぇ? そういえば光一は?」
銀時「光一は結城んとこ行ったぞ、真選組にな」
新八「そういえば光一さんと結城さんって、一体どんな仲なんですかね?」
銀時「バカ、野暮な事言うんじゃねえよ」
―同刻 真選組―
~光一は開かれた真選組の門をそのまま真っすぐくぐり、玄関まで進む~
光一「おーい!結城!来たぞー!」
沖田「あっ、光一の旦那ァ。今日は何用でィ?」
光一「おお総悟、結城いる?」
結城「やあ光一、待たせたな」
沖田「じゃあごゆっくり」
~光一と結城は玄関前の広場で話し合う~
結城「用っていうのはこれなんだ」
~結城は光一に、スマフォ型の何かを渡した~
光一「ん? なにこれ?」
結城「光一、サンストーンについては知ってるよね?」
光一「もちろんだ。俺にとって必要になるキーだ」
結城「そのサンストーンが、じつはこの世界に降ってきたんだ」
光一「何!?」
結城「そしてこれがサンストーンのレーダーだ。3つ欠片として降ってきているみたいだ」
光一「こんなレーダーどうやって作ったんだ…?」
結城「まあまあ。グランショッカーの手に渡る前に、早く回収するんだ」
光一「ありがとう!一旦万事屋に帰って、みんなで探すとするよ!」
~光一はすぐに踵を返し万事屋へ戻り、サンストーンレーダーを頼りに、一家でサンストーン回収を始める~
―昼 とある屋敷―
銀時「なんかものすごい既視感と悪寒を同時に感じるんですけど…」
新八「ここってアレですよね?」
光一「ん? 誰か知り合いの屋敷なの?」
神楽「おーい!いるのカー?」
~神楽はチャイムも押さずに、屋敷の重い木の外扉を開け、入っていく。後ろから男3人組もおじゃまする~
新八「…家の中、誰もいないですね」
銀時「おい光一、レーダーで早く場所を調べなさい」
光一「ああうん。…こっちだわ」
~レーダーに従って進むと庭に出た~
新八「…あの、言いたくないんですけど、そこの物干し竿に豚の丸焼きみたいに吊るされた人がいるんですけど…」
神楽「おお!さっちゃん!そこにいたアルカ!」
光一「さっちゃん?」
新八「猿飛あやめ、通称さっちゃんです」
銀時「あーあなんでまたこんな時に」
猿飛「あら、銀さんほどではないけどなかなかのイケメンじゃない!」
光一「あの…、擦り寄るの止めてくれない?」
銀時「やっと心の安寧を保てるよ!」
光一「そういえば、この辺に石の欠片が落ちなかった?レーダーではここを示してるんだけど…」
猿飛「いえ、特に見てないわ」
銀時「あのさあ…、お前の鼻の穴に石刺さってんだけど」
光一「あっ。サンストーンだ」
新八「なんでさっちゃんのそんな所に刺さってんの!? 大体降ってきたの今日じゃないんですよね!? 地面にバウンドして刺さったの!? それともダイレクトに!?」
光一「鼻血かと思ってたわ」
銀時「どんな鼻血!?」
神楽「あーあーもうわかったアル!ここは女の子同士私が取ってあげるアル」
~そう言って神楽はさっちゃんの鼻の穴に刺さった石を取り出した~
銀時「ほおー、大きさは足の小指ぐらいか」
光一「透き通った赤色なんだな」
新八「光一さん、次に近いポイントは?」
光一「えーっと、あと2つあって、1つはめちゃくちゃ遠いんだけど、もう1つが…」
~光一が持つレーダーを肩越しから盗み見する神楽~
神楽「なんかおんなじ所ぐるぐる回ってるアル」
銀時「はぁ? …まあとりあえず次行くぞ」
猿飛「え? ちょっと待って、私縛られたままなんですけど!下ろしてぇー!」
―夕方前 街中―
光一「レーダーに従ってたどり着いたけど…」
銀時「こんな人が多いんじゃあ、石持ってる人間なんて特定出来ないぞ?」
新八「その人が周回してるなら、一旦人の流れを確認出来る場所へ行きませんか?あの2Fのテラスカフェとか」
神楽「ちょうど少し疲れたアル。行こうネ!」
―同刻 テラスカフェ―
光一「レーダーを見る限り、そろそろ最接近するぜ…」
銀時「…」
神楽「あっ! 光る物みっけ!」
~神楽は2Fのテラスカフェから、その光る物へ飛びついた。一行も急いでカフェを出、地上へ降りる~
―同刻 街中―
神楽「見つけたアル!」
新八「ちょっと!桂さんじゃないですか!」
桂「リーダー!そして銀時達ではないか!」
銀時「なんだ、ヅラじゃあねえかよ」
桂「ヅラじゃあない、桂だ!」
銀時「それにしても、そのネックレスなんなんだ?」
桂「ああこれか。先日拾ってな。これを付けると不思議と疲れが取れ、急に宝くじが当たり、まさに幸運の石なのだ!」
光一「あっ。それサンストーンだ」
新八「この人サンストーンに穴開けてるんですけど!?」
銀時「大丈夫なのこれ!? 穴開けた分弱体化とかないの!?」
神楽「まーとりあえずもらっておくネ!」
~神楽は桂のネックレス、もといサンストーンを引きちぎった~
新八「桂さんすみません、そのサンストーンは光一さんの物なんです」
銀時「ていうかサンストーンの扱いみんな雑すぎんだろ!」
光一「…2個目」
~光一の手のひらにサンストーンが2つ乗っかると、そのサンストーンは合体し、2つ分の大きさになった~
光一「最後の石は採石場みたい」
銀時「おいおい、石の中から石探すのかよ。もう夕暮れだ、さっさと行くぞ」
―夕方 採石場―
光一「うーんとー、レーダーを見る限り…。あ、あれだ!」
銀時「ほら、早く回収してこい。さっさと帰るぞー」
~万事屋3人を置いて、サンストーンへ走り寄る。光一はついにサンストーンの欠片3つを手にした。欠片3つのサンストーン全てが合体し、光一の手のひらに乗った。光一の背後遠くからは帰ろうぜ、と銀時の声が。万事屋3人が踵を返した途端、事件は起こった~
(KABOOOOOOOOOOOOM!!!
~3人が帰ろうと振り返った途端、後ろで大爆発が起こった。振り返り直すと、そこには光一が倒れていた~
銀時「光一!」
~光一の元へ走り寄る3人であったが、正面から鷹のような怪人が飛来。光一の臍の上に浮かんでいた3種の石を奪い去る。~
新八「光一さん!」
神楽「お腹にこんな大きな穴が…」
~光一の臍周りは、直径30cm程の穴が空いていて、大出血していた。胴体がなんとか繋がっている状態~
新八「…光一さん脈がないですよ、銀さん!」
銀時「誰だ!」
~ちょうど正面の石山の上から、地獄大使とミドリガメ、そして先程の鷹男が現れた~
地獄大使「坂田銀時ィ!この3つの偉大な石を手にした我々の勝ちだ!この石にどれだけの無限のパワーが詰まっている事か!」
銀時「スター・○ォーズみたいな事言ってんじゃねえ!」
~グランショッカー達はその場を去る~
銀時「神楽!」
神楽「ほいさ!」
~神楽はグランショッカーを追った。銀時と新八は、光一を担ぎ万事屋へ戻る。脱力している人間とは思えないほど、異常なまでに光一の体は軽かった~
―夕暮れ 万事屋―
新八「…銀さん、光一さん、どこに寝かせます?」
銀時「俺の知ってるRXは太陽の子だ。…せめて日向に寝かせよう」
~そういって万事屋唯一一日中日の当たる場所に光一を寝かせる。…万事屋の扉をノックする音と同時に誰かが入ってくる音が聞こえる。…こんな時に~
近藤「よお銀時ー」
沖田「店前の道路に血痕がポタポタあって、万事屋に続いてたもんでちょっと気になって…」
土方「…! おい銀時。 …光一どうしたんだ」
近藤「その傷…、一体誰にやられたんだ!?」
新八「…グランショッカーです。気付いたら爆煙の中に光一さんがいて…」
銀時「…クッ!」
~光一の服を掴み、悔しさや怒りがこみ上げる銀時。…また来客だ~
桂「いやー光一殿!先程は大事なサンストーンに穴を開けてしまって申し訳ない!お詫びに光一殿が大好きだと調べたベルギーワッフルを持ってk…」
~真選組の姿を見てハッとする桂であったが、同時に光一も視界に入った。桂は横たわった光一の元へ~
銀時「光一は…、死んだ。恐らく」
桂「…!」
~桂も光一の無残な姿を見て絶句する~
土方「…おい桂。今回は光一の顔に免じて見逃してやる。その代わり…」
桂「ああ、わかっている」
沖田「さァて、弔合戦と行きましょうぜェ」
銀時「…おう」
~立ち上がった銀時は、光一が持っていたサンストーンのレーダーを手にし、GPSを辿り、一同は再度採石場へと向かう~
―夜 採石場付近―
~GPSを辿ると、採石場の裏にある森林へ辿り着いた。そこには神楽がいた~
神楽「銀ちゃーん、ここここ」
銀時「神楽、入り口はどの辺だ?」
神楽「なんかその辺の土がガァーって開いて、階段があったネ!」
新八「すごい雑な説明ですね…」
(KABOOOOOOOOOOOOOMMM!!
~神楽が指した場所に、桂と沖田は手榴弾とバズーカを打ち込んだ。当然入り口が破壊され、階段が露出した~
銀時「おいいいいいいいいいいいいいい!!」
土方「危ねえだろ!何考えてんだ!!」
沖田「いやー、金属探知機とかないんでェ」
桂「吹き飛ばせば簡単ではないか!」
新八「あー、これでステルス性とか隠密とか一切無理ですね…」
神楽「元々コソコソするのは性に合わないネ!」
~一同はグランショッカーのアジト内部へ侵入する~
―グランショッカー アジト―
新八「かなり入り組んでますね…」
銀時「大丈夫だ、このサンストーンレーダーさえあれば…。こっちだ」
戦闘員「イー!地獄大使様、何者かがアジトの出入り口を破壊、侵入した模様です!」
地獄大使「何!? 鷹男、お前はここで待機だ。カメバズーカ、貴様が殲滅させてこい!」
カメバズーカ「ズゥゥゥゥゥカァァァァッ!」
~入り組んだ道を進んでいくと、狭くて細い1本道に着いた~
近藤「なんだか急に通路が狭くなったな」
桂「しかも長い廊下だ、ざっと1kmはあるだろう」
神楽「…? なんか向こうの方で光ったネ!」
(KABOOOOOOOOOOOOOOOM!
土方「うわっ! こんな至近距離で爆発!?」
銀時「大丈夫か!?」
~最後尾の銀時が皆の無事を尋ねる。先頭には沖田がいた~
沖田「ああ、なんとか。大砲の丸い弾が飛んできたんで、それを上に払ったんでィ」
新八「下手に爆発させたら全員死にますよ…」
近藤「俺が前に出る、先頭は俺だ。みんな、前進するぞ」
土方「近藤さん…!」
~一同が前進すると、また前方で何かが光った。そして衝撃音と煙が立ち昇る~
銀時「おい!大丈夫か!」
近藤「大丈夫だ、問題にない」
土方「…ってなんでケツ丸出しにしてんのぉ!?」
近藤「ケツで受け止めた。大丈夫だ、問題ない」
新八「大丈夫だとか全然大丈夫じゃないんですけど!? むしろ問題ありすぎなんですけど!?」
近藤「まあ正確に言うと、ケツというかケツの穴で受け止めている」
新八「この人約1km先から高速で発射される砲弾ピンポイントで受け止めてんの!?」
神楽「…少しでも頼もしいと思ったアタシがバカだったアル」
沖田「まあ砲弾は近藤さんに任せましょうぜェ」
銀時「おい沖田!受け止めた砲弾をサッカーボールみたいに扱うな!不発弾だろそれ!」
(KABOOOOOOOOOOOOM!
(KABOOOOOOOOOOOOOM!
(KABOOOOOOOOOOOOOOM!
(KABOOOOOOOOOOOOOOOM!
新八「ちょ、どんどん砲弾が来ますよ!?」
近藤「押し通る!ついてこい!!」
~その後もどんどん砲弾が一同を襲うが、近藤のケツによって事無きを得る。そしてついに、ミドリガメが大砲を背負ったカメバズーカが姿を現した~
カメバズーカ「ズゥゥゥゥゥカァァァァッ!」
神楽「行くぞメガネ!」
新八「…えっ、僕の事!?」
(BOOOOOOOM
(BOOOOOOOM
~神楽と新八はカメバズーカに向かうものの、カメバズーカの甲羅が非常に硬く、打撃は歯が立たない~
土方「総悟!」
沖田「あいよッ」
(KIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIN
(KIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIN
~土方達の一太刀でさえ、カメバズーカの甲羅にはヒビ一つ付かない~
銀時「…どうする!?」
桂「天井も低く、裏取り出来ず…、挟撃は出来んぞ?」
沖田「…」
~沖田は何を思ったか、刀を鞘にしまい、無言で帰り始めた~
土方「…ッ!おい総悟!敵前逃亡か!?」
近藤「もしかしたらアイツなりに何か考えがあるはずだ…」
銀時「土方!どうにかここは押し通るぞ!」
土方「わかってんだよ!!」
~銀時と土方は連撃を行う。しかしやはり、カメバズーカは動じない。銀時達の体力がむやみに消費されていく~
カメバズーカ「ズゥゥゥゥゥカァァァァッ!効かぬwa!この至近距離から喰らエ!!」
~カメバズーカは四つん這いになり、背中の大砲を至近距離にいる銀時達に向け始めた。バズーカを撃つ体勢だ~
新八「近藤さん!」
近藤「…、至近距離とはいえ、さすがに威力を吸収出来るかどうか…受け止められるかどうか…」
神楽「…ん? なーんか後ろの方からなにか転がってくる音が聴こえるネ」
桂「何を言っているんだリーダー!そんなはずは…!?」
銀時「…おいいいいいいい!不発弾だ!跳んで避けろぉぉぉぉ!!」
~何故か近藤が受け止め続けた不発弾が一斉に大量に転がってきた。狭いスペースで体を屈めながらジャンプし、飛び越える。銀時達に誰かが近付いて来る~
沖田「敵前逃亡?なァに言ってるんでェ」
土方「総悟!?」
銀時「だからお前、不発弾を足元でキープすんな!」
沖田「不発弾だろうと、こん中に相当の火薬がある。土方さん、俺一回これやってみたかったんですよ」
(ZUDOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!
~沖田はサッカーボールのように足元でキープしていた砲弾を、一同に向かってシュートした~
沖田「地を這うドSシュートですぜェ…」
土方「避けろ!避けろ!!」
銀時「ベジータみたいなこと言うんじゃねえ!」
~一同が避けたシュートは、カメバズーカの前に溜まっている無数の不発弾に当たった~
近藤「伏せろぉぉおぉぉぉぉ!」
桂「…?」
神楽「爆発しないアル」
土方「チッ…!」
カメバズーカ「茶番は終わリカ!? こレで終わりda!」
~カメバズーカが砲撃する直前、2つの手榴弾が宙を舞う。1つは不発弾の元へ、もう1つはカメバズーカの大砲内に入った~
(KABOOOOOOOOOOOOOOOOOOMM!!!
桂「はっはっは! 爆発物ならこの私に任せなさい!」
土方「危険な事言ってんじゃねえ!」
新八「みんな、あれ見て下さい!」
~爆煙の中から、大砲のないカメバズーカが出てきた~
近藤「ただのカメだとしても…」
銀時「あの甲羅、どうする!?」
沖田「…あっ」
~そう言うと、沖田はおもむろにズボンの中に手を突っ込みモゾモゾし始めた~
近藤「…総悟? こんな時にそんな事しなくてもだな…」
土方「テメエ!ドラ○もんじゃねえんだぞ!」
沖田「いやー土方さん。ドラ○もんはあながち間違いじゃァないですぜェ」
~沖田はズボンの中から何かを取り出した~
桂「…義手とハンドガンのマガジンか?」
銀時「どっから何取り出してんだお前!」
沖田「まあまあ見てて下せェ…。えっと、義手の肘を曲げ、肘の部分にこのマガジンを入れると…!」
(FLAAAAAAAAAAAAAAASH!!
~眩い光の中から、コンクリートを壊す時に使うようなハンマードリルが現れた~
近藤「うわー! 総悟、どういう事だ!?」
新八「なんなんですかそれ!? 明らかにオーパーツですよね!?」
沖田「いやー、新入りの結城丈二から面白そうだから借りたんでィ。スペアらしいですけど。まあ使ってみます」
~沖田はハンマードリルアームを持ち、フラついているカメバズーカの甲羅に使い始めた。すると瞬く間に、甲羅が割れた~
桂「おお!あっという間ではないか!」
近藤「結城って何者なんだ!?」
土方「そんなもんは帰ってから聞きな!総悟!」
沖田「甲羅のない弱ったカメいじめですかィ?」
~土方達の連撃がまた始まった。今度は全ての太刀が有効打だ。気付くうちにカメバズーカの右腕が落ち、もう片方も落ちた~
土方「…おい銀時、いつまでそこにいんだ?」
カメバズーカ「gggggggggggg!?」
銀時「竜宮城には行けそうにねえな…」
~カメバズーカの後ろにいた銀時が、カメバズーカに一閃。カメバズーカは泡沫となった~
新八「銀さん!? いつの間に裏取りを!?」
銀時「カメバズーカが砲撃する時、アイツ四つん這いになったろ? その時に出来たスペースに飛び込んだってわけだ」
桂「さすが白夜叉だ、銀時! それでこそ”なまか”だ!」
土方「流行んね―からそれ! むしろ流行んなかったからな!?」
神楽「もうひとボケとかいいから早く先進むネ!」
―グランショッカー 研究室―
~一行は怪しげな研究室へ辿り着いた。研究室の1番奥には、3つの石が謎の装置が付いた円柱状の強化ガラスケースに入っていた~
桂「ふむ…、このコンピューターで作動出来るやも知れん」
新八「えっ、ちょっと大丈夫なんですか?」
~桂はそのコンピューターを使い、なんとか解除しようとする~
神楽「銀ちゃーん、このガラス殴っても全然ヒビすら入らないアル」
新八「夜兎族の力でも無理なんですね…」
~すると、そのガラスケースの奥の壁がドアのように開き、ケースごと移動し始めた~
銀時「おいヅラ!どのボタン押してんだ!」
桂「いや違うぞ銀時、もう少しで解除出来そうだったのだ」
近藤「ケースを追うぞ!」
―グランショッカー アジト 最深部―
~そこは何もない広場で、フロアの中心にガラスケースがあった。一行がガラスケースへ向かうと、通ってきた隠し扉が閉まった~
土方「…チッ、罠だ」
沖田「かけてある罠全部に引っかかれば、おおもとに辿り着きやすぜェ」
??「EEEeeeeeeeeeeeee!!」
~どこからともなく大量の戦闘員が現れた。先頭にはあの鷹男がいた~
銀時「おいおい…、満員電車じゃねえんだぞ」
桂「ざっと1000人はいるだろう…」
新八「フロアにぎっしりじゃないですか!」
鷹男「行けェ!」
戦闘員「EEEEEEEEEEEEeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!」
桂「銀時!」 土方「てめぇは鷹男だ!」
~鷹男との戦闘になった銀時であったが、カメバズーカの砲撃より早い、見えないレベルで高速飛行する鷹男を目で追えない~
銀時「クッ、人間には残像すら見えないぜ…」
~マッハで飛ぶ鷹男は、勢いのままクチバシを銀時へ向け、体当たりをしてきた。銀時は間一髪で避けるが、体がクチバシでひどく斬られる~
銀時「一瞬目の前に茶色いものが見えたと思ったらこのザマか…。これはそう何度も避けられないぞ…」
桂「銀時!諦めるな!」
~桂は銀時の頭上にありったけの煙幕爆弾を投げた~
銀時「…なるほど、冴えてるじゃあねえか、ヅラ!」
~濃い煙幕は次第にフロア上空を覆っていた。その中でも鷹男は高速飛行を続けている~
鷹男「こノ一撃de終わりダァァアァァ!」
~鷹男は体当たりをまた行おうとしている。銀時にギューンと一心に向かう~
鷹男「!?」
~しかし、そこにいるはずの銀時は、不敵な笑みを浮かべながら強化ガラスを背に立っていた~
銀時「見ぃつけた!」
~鷹男の体当たりを銀時は避けた。煙の流れで鷹男の動きがわかったのだ。鷹男はその勢いでガラスケースにぶつかる。粉々に砕けるガラス、鷹男は腹部から不時着するように地面へ堕ちた。銀時は無言のまま、ウルトラセブンからもらったセブンソードを片手に振り回し、うつ伏せのままになった鷹男の両翼を切り離した。…カラスケースの中にあった3つの石は無事だ~
鷹男「GiEeeeeeee!!!!!」
~緑の血液を出す鷹男は、銀時に背を向けて立ち去ろうとする。銀時は逃さずに一閃。鷹男は泡沫となった~
(GuRaaaaaaaaaaaaaaa
近藤「うわっ、地震か!?」
土方「また罠か!?」
??「WARNING、WARNING、EXPLODE」
新八「えっ!? 爆発!?」
~自爆カウントダウンが始まると、どこからともなく地獄大使の声が聞こえてきた~
地獄大使「HAHAHA!万事屋!ここで3つの石ごと、生き埋めにしてくれるわァ!!」
桂「銀時!」
~銀時は3つの石を回収しようとするも、無数の戦闘員が湧き出し、なかなか石に辿り着けない。万事休す~
銀時「…クッ!」
~先程閉まった扉が、バタンと倒れ外れた。そこには赤い男と白い何かが立っていた~
桂「エリザベス!助けに来てくれたのか!」
エリザベス「『待たせたな!』」
近藤「セブン!中央の銀時を頼む!」
~ウルトラセブンはうなずき、勢い良く飛び立つ。石を取り囲む戦闘員にエメリウム光線。そして頭上にあるブーメラン、アイスラッガーへ手をかける。銀時は何をするのか察し、タイミング良く伏せる。ものの数秒で一掃してしまった~
銀時「もうお前だけで成立するんじゃあねえかな!今度から必ず呼ぶようにするぜ」
~銀時はついに3つの石を、たしかに手に入れた~
土方「おい銀時!もう潮時だ!」
神楽「逃げるが勝ちネ!」
沖田「シンガリは任せナァ」
~崩れ行くアジトを、万事屋達は去っていった~
―朝 万事屋―
~一行は3つの石を手にし、冷たく横たわる光一の元へ戻った。銀時はその石達をそっと光一の胸に置いた~
土方「…銀時、何の反応もないぞ」
新八「石さえ戻れば生き返ると思っていたのですが…」
神楽「…じゃあ、元々あった場所に戻せばイイネ!」
沖田「しかし、臍周辺はぽっかり穴が空いていて置けないんでさァ」
桂「おい!光一殿!起きるのだ!要素は揃ったはずだが…」
~すると、セブンの変身を解いた諸星弾が提案をした~
諸星「…私のウルトラ念力を使ってみよう」
坂田「でも俺の知ってるウルトラ念力は、寿命が縮まるアレだろ!?」
諸星「このまま見過ごす訳にはいかない。臍の上まで、その石を運んでみよう」
~そう言うと諸星は、両手を広げ胸の前で拳を合わせた。3つの石は静かに浮かび上がり、光一の元へ。しかし、なんの変化もなかった。「俺の知ってる」と言っていた坂田が、急に何か思い出したかのようにこう話した~
坂田「…! お前ら、一旦光一の元から離れてくれ。いっその事窓のない壁側に移動してくれ」
~諸星以外の一行は全員壁側へ離れた。すると、窓からこぼれる朝日が、ウルトラ念力で浮かび上がった3つの石に降り注いだ~
坂田「俺の知ってるRXは太陽の子だ。太陽光さえ当たれば…、全員光一の近くによりすぎて、太陽の光を遮っていたんだ」
~3つの石は眩く思い思いに発光し、光一に吸収される。それと同時に、一時的ではあったがRXの姿になった~
近藤「おお!これは…!」
~驚く近藤をよそ目に、諸星は念力を解除し、静かに光一から離れる。寿命を削る荒業だけあって、かなりの疲労が見られた。RXから電子音が流れ、臍にぽっかり空いた傷がみるみるうちに塞がる。RXの真っ赤な目が、赤くチカチカと光り始めた。完全に塞がった臍には、またベルトのサンライザーが出現し、強烈な3色の光が発光した。諸星以外は目を覆った~
諸星「…これでダメなら、いっその事最終手段として太陽まで運ぼうかと思ったが…、もう大丈夫そうだ」
神楽「ベムスター戦の後、ウルトラマンジャックを太陽から救ったのもセブンだったアル」
~横たわっていた光一が目を覚ました。しかし、臍に風穴が空いた以降の記憶がない様子であった~
光一「…みんな。集まってどうしたんだ?」
神楽「光一ー!」 新八「良かった…、本当に良かった…!」
~神楽は光一に飛びついた。新八はメガネから涙が溢れた。本体はメガネだから~
近藤「よし!これで一安心だな!」
土方「もう御役御免だ、帰るぞ」
沖田「あァ、光一の旦那ァ、そこに置いてあるベルギーワッフルは桂からの菓子折りですぜェ」
諸星「困った時には、いつでも呼んでくれ」
~光一の復活を見届けた真選組は帰った~
新八「あれ?さっきまで一緒にいた桂さんとエリザベスは?」
坂田「フン、相変わらず”逃げの小太郎”らしいな」
神楽「大丈夫アルカ、光一?」
光一「ああ、でも臍に穴が空いていたのに、一体どうやって石を戻せたんだ?」
新八「諸星さんがウルトラ念力を使って臍の上まで石を浮かせて、そこに太陽の光を当てたんです」
光一「なんだって!? ウルトラ念力は体の負担が著しくて寿命を縮めるものなのに…、本当に申し訳ないな」
坂田「まったく、トラブルメーカーかよ、お前は」
新八「まあまあ、こうやって光一さんも生き返ったんですから」
神楽「今回のお礼は、そのベルギーワッフルで我慢してやるネ!」
―グランショッカー アジト―
死神博士「地獄大使!貴様またミスを犯したのか!」
地獄大使「うるさい!」
死神博士「しかし…、万事屋や真選組はただの人間なのに、戦闘力は並外れて高い。その力は、滝和也や結城丈二に匹敵するか、それ以上である」
地獄大使「なあーに、所詮は人間。我々改造人間や怪獣には勝てないのだよ」
死神博士「その甘さが命取りになるぞ」
地獄大使「笑止、次の怪獣でも作り始めるとしよう…」
続く
