認知症の母と二人暮らし -2ページ目

インターホンには出ない

今まではインターホンがなれば

母は出ていて宅配の対応をしていました。

その様子をみて問題もなく普通に対応

できていたので注意をせずにいましたが

世の中物騒なので

良い人にみえても悪い人だったり

お年寄りを狙ったりなど

誰彼と疑ってはいけないが

信用してもいけないとなんとも

悲しい出来事が起きているのが現状。

ニュースで高齢者の自宅にチャイム

をならし暴行を加え不法侵入すると

いったケースがいくつもあがっています。

高齢者だけでなくどの年齢にも

起きうることです。

本当に世の中物騒ですね。。

母とそのニュースをみながら怖いねと

話していました。

母はそのニュースをみながら怯えていました。

私は宅配の受取もしなくて大丈夫だよ

と伝えました。基本的に時間指定をし

配達員さんには迷惑をかけないようにし

ていますが時に日時指定不可の場合は

どうしようかと悩んでいました。

宅配ボックスあるけれど確認するたび

空きがないことが多いです

デイサービスのいつもの人と私以外は

無視していいからねと伝えていました。

宅配ボックス指定して昨日配達予定

だったものが1件ありました。

時間指定もできず、配送会社に

連絡して確認しようとしたところ

持帰りましたと。

母からの着信もあったので急いで連絡すると

母は電話をかけたことは忘れているようでした。

しかしお話をしていると母の方から

『知らない男の人きたけど出なかったよ』

と言ってきました。

『宅配だよ。荷物届にきてくれたみたい』

と伝えると母は『ごめんね。知らない人

だったから出なかった』と。

私は『ううん。ありがとう。良かった！

出なくて大丈夫だよ。』と話しました。

『私が出ると思ってたでしょ？

でも知らない人だから出なかった』

『そんなこと思ってないよ。出なくて

偉いね。ありがとう。』と伝えると

先ほどまで少し一人の部屋に知らない人

がインターホン鳴らしてきた不信感や

不安感が声に出ていたものが消えたかのように

『出なかった。知らない人だから』と

最後は嬉しそうに元気に話してくれました。

配達員の方は優しくその後、予定時間より

早く来られたのですが対応できて良かったです。

配達員さんはとても大変な仕事なので

できるだけ宅配ボックス空き状況のチェックや

配達予定時間のチェックをして再配達しなくて

済むように心がけています。

脅かすようなことして母にいらない

心配や不安感を募らせてないか

悩みましたが、やはりコロナ禍も

落ち着きセールスが増えてくるかも

と考えるとこれで良かったと

言い聞かせています。。

インターホンの音を消すことも

できるのでもし一人時間ある時は

消していこうかと思いました。

一つひとつ変えていくことが

増えてきてはいるなと実感しています。

今日は母はテレビをつけっぱなしで

デイサービスに行ったみたいです。

テレビもタイマーセットしないと

食べることは生きること

母は食べる事が大好き。

母業として頑張ってくれていた頃は

食べてる姿があまり思い出せないほど

一緒に食卓に並んでいませんでした。

私の父は俗に言う亭主関白で

女は三歩下がって男をたてろ

男の意見が絶対、俺についてこい

という現代とは真逆の九州男児

のようなタイプの人でした。

母はもの静かで大人しく、何でもいいよと

いう人柄でした。でも泣かないし

弱音も人の悪口も言わない平和で強い人です。

子どもや父が食べてるところをそっと

端で見守りいつ食べてるのやら？と

何度も思い確認していた記憶があります。

鍋などといった囲む食事以外は

ドアの付近にいつも座ってたな〜と

少し哀しい気持ちになりました。。

甘いものは昔から好きでしたが

家族がいる時は余ったら食べる

というような感じだった気がします。

日中あるサスペンスを見ながら

お菓子を食べるのがきっと幸せな

一時だったのではないかな？と思います

そして母は好き嫌いが激しかった

お肉類はほぼ食べれません。

ミンチだけは何故か好き（笑）

焼肉もしっかり焼いて美味しいカルビなら

食べるけど普段の牛肉は嫌がります

牛肉はほぼ出ませんが、、笑

お肉以外の食べ物は見た目で食べるか

判断をして食べたくないと感じれば

絶対に口にしませんでした。。

お菓子も緑色は選ばない（笑）

昔も今も好きな食べ物は変わっては

いませんが、私と住み始めてからは

どんな食べ物も食べれるようになりました。

お肉も全て食べます笑

唐揚げなどはあまり好んで食べないけれど。

食べても１つ。それだけでも素晴らしい

お野菜も全て食べれます。

アボカドトーストをたまにするけれど

美味しいと言ってくれてすぐ消えます。

緑色のお菓子も笑

食べる時は美味しいの？と疑っているけれど

美味しいよと伝えると食べてくれます。

そして『ほんと。美味しい（笑）』と

『無理して食べなくて良いよ』と伝えても

『ううん。食べる。食べれる』と

母は完食してくれます。

今ではすっかり私にお腹空いたと

食べる時はすぐに動いてくれる母です笑

料理嫌いの母は

一緒に住み始めてからは

『もう料理できない』と言います。

ずーっと子育てして苦手な料理を

毎日頑張ってくれていたことを考えると

尊敬しかありません。

なので今は毎日私が作る担当にして

母はグラスなど配膳をお願いしています。

また母が頑張ってくれていた記憶が

あったな〜と介護しながら気づくことが

沢山あります。母はいつまでも母ですね

いつまでも経験と知識をくれます。

全く料理しなくなった母ですが

人参の皮むきや卵を混ぜることは

やってくれたりします

それだけでもやってくれてる姿を

みるのは私も楽しいなと思いました

母は高齢の中でもかなり食欲旺盛で

たっくさん食べてくれます。

年齢的に、食べても食べても太らない

むしろ食べなければ虚弱になり

筋肉もなくなり細くなる一方なので

本当に良かったと思います。

お腹空いたと言われた時は

『食べることは生きること〜』と

笑いながら、私は重い重い腰を

頑張ってあげる日々です

便秘は辛いね

土曜日の朝

母はトイレから中々出てきませんでした。

トイレをあけるとお腹が苦しそう

元々、母は便秘症なのですが

高齢になるともっと酷くなっていく一方

お薬も試してみた結果

酸化マグネシウムが母には合っているようで

ほぼ毎日内服しています。

時に整腸剤としてミヤBMも服用することも。

お薬に頼るのも大事なことですが

運動と食事が一番効果はある気もします。

ぜん動運動の働きが鈍くなり

食事の時の噛む回数も少ない

水分補給も少ないのかもしれない

見返してみると色々と当てはまり

過ぎてしまいました

汗

ラジオ体操だけではなく

ストレッチももっとしたがいいかな〜

野菜スープと白米が便秘には良さそうなので

味噌汁か野菜スープをほとんど

毎日、作るようにしています。

生野菜は身体が冷えたり消化も悪いので

温めるようにしてます。

春野菜が美味しい

スーパーに行くと野菜コーナーで

いつもワクワクしてしまいます

お料理は苦手なのですが、

見た目も悪い、味付けも見分量、、。

一人だと中々作れなかったけど

母がいることで作るようになって

良かったなと思います。

春野菜のことを考えるとヨダレが

笑

今の課題は朝の時間

昨日の母は朝から起きてくれず

布団の中にもぐり動こうともしませんでした。

朝は少し大変なのですが、トイレやお茶など

話をそらすと頑張ってくれたりします。

昨日は全く動じず、、

母はデイサービスが好きです。

それにデイサービスでは皆勤賞が

もらえるのですがそれも嬉しいみたいです

皆勤賞とれなかったら家でブツブツと

独り言を発し、どうしたのか聞くと

何で私が皆勤賞もらえないの？って

怒っていたことがありました。

最近はとくに月に一度は必ず

行きたくない。と言う日がきます。

私も仕事があるのでずっとは構ってあげれず

デイサービスを仕方なくお休みします。

何度も声かけしたり行かなくてもいいよ

でも起きてご飯は食べようなど伝えても

イヤイヤの一点張り。

こうなるとお昼近くまでこの状態なんてことも

そして私は仕事へ行くのですが

やはり心配なのでずっと仕事中に

見守りカメラで監視しています。

起き上がっている母を見て

電話をかけましたが案の定、着信拒否。

私がいないことを確認したり

口元はずっと何かをブツブツ

顔はしかめっ面です、、

そんな状態の母を見ると苛立ちを覚えることも、、

そしてそんな感情が芽生える自分にも苛立ちと憤りを感じます。

認知症だからって甘えて我儘ばっかり

子どもじゃないんだから！

私の気持ちも考えないでと

思ってしまうこともありました。

ですがふと、私は小学生や中学生の頃の

自分を思い出しました。

私は基本的に学校はあまり好きでは

ありませんでしたが、行かなきゃいけない

所だということの認識はありました。

それに行けば友達もいるし、

先生も優しい、気分転換にもなる。

仕事にも似たような感覚で起きて

しまえば頑張れるというような。

学生時代は起きてしまえばと思いながらも

鉛が乗ってるように身体が重く

全く動けなかったことが何度もあったなと

思い出しました。

そんな日は、母に何度も声かけされて

いたのに私は無視したり嫌だと言っていた

記憶があります。そして母は

先生に休みますと連絡を入れてくれていました。

仮病と言われれば仮病なのですが

身体が動けなかったのは事実でした。

デイサービスが好きな母が

朝がだんだんとキツくなってきているのは

我儘や甘えではなく

頑張っても身体が動かないのではないか？

と思いました。

私もまだまだ認知症の介護するには

知識不足だなと感じます。

日に日に変わる姿や

波のある日常生活に少し

対応する能力が乏しいと

感じています。

ネガティブな気持ちではなく

課題ができたのと少し対処法も

考えることもできました。

明日は大好きなデイサービスに

元気よく行ってもらえるように

私も母を支えてあげたいなと思います。

明日は朝はマッサージやストレッチ

などしてゆっくり起きることを

してみようと思います。

電話が難しくなっている

今務めている職場が家から徒歩圏内の場所にあります。

事務職なので休憩も基本的には時間通りとることもできており

母への連絡する時間も十分にあります。

初めのころは休憩時間にお昼ご飯の説明をしていましたが

電話が中々繋がらないことが増えてき、徒歩圏内ということも

あったので自宅へお昼ご飯を一緒に食べる為に帰宅していました。

母と生活し始めたころは別の会社員でした。

前職は中心部の場所に努めており電話で母とやり取りをしていました。

その頃は必ず私の電話に出てくれており、時間がかかることもありましたが

見守りカメラがある為、誘導してなんとかやりきることができていました。

しかし休憩もとれない日々があったり、勿論母の電話はして食事を

とっていましたが見守りカメラで状況確認もあまりできず心配する

ことが増えていきました。15分しか休憩がとれず母の電話で終わり。

なんて日もあり私はストレスも溜まっていました。

職業柄、5分、10分休憩というものはありません。

トイレに行くだけであとはお昼休憩のみだけでした。

幸いなのか5分くらいしか休憩がない日はデイサービス

だったので電話することがなく助かっていました。

そんな理由や給料面だったり色んな理由によって転職することに決めましたが、

同じ時期に母の携帯も調子が悪くなっていました。

母の携帯は古いといこともあり10分で充電が切れてしまうことが増えて

電話をすることをやめた時期があります。携帯は姉の名義で新しいのを

お願いしていたのですが多忙の為、即日とはいきませんでした。

なんなら携帯が届くのに2週間ほどかかるということもありおよそ1ヶ月以上

は携帯を使用していませんでした。たったの1ヶ月、されど１ヶ月。

母にとっては１ヶ月触らなければ、また使い方を覚えなおすしかないのです。

転職もすぐではなく4ヶ月はニート生活をしていました。

前職でかなりメンタルをやられていたのと社会人になって一度も働かない

期間を設けたこともなかったので自分の休みに投資をしました。

なので家にいる為母と電話のやり取りする機会が滅法なくなりました。

同じ型の携帯ではあるものの母は電話に出ることが出来ませんでした。

毎日携帯に電話をかけ母と練習をしやっとでることができるようになった

のですが、、、、

母はこれまで以上に起伏が激しくなってきたのか、

着信拒否をするようになりました。

そんな日は今まで一度もなかったのに、、、

電話が繋がらず、分からなくなったのかな？と見守りカメラを除くと

携帯を無視していました。。。

母の様子は怒っているようでした。

そうすると中々機嫌はもどりません。

何度もかけても繋がらず、見守りカメラから声掛けしても無視。

ですが見守りカメラで何度も呼び掛けると、母は動いてくれたりします。

母は自分がかけた電話に出てくれない私に腹を立てているのです。

しかし私は仕事中なので電話に出れません。

母からの電話では料金がかかるのもあり折り返しをしていますが

すぐにかけ直しをしても怒っている事があります。

そんな日は自分の都合の良くなった時にまた母から着信が。

しかし私は仕事中。そう都合よく対応はできません。

出れるときはでてすぐにかけなおすという対応をしているけれど、、

たまに電話が繋がらず機嫌が良くない時でも、掛けなおすと

出てくれて母の調子の良い声を聴くことができる日もあります。