
Kさんは77歳のおばぁちゃま

ちょっとお耳は遠いけど、明るく元気、笑顔が素敵な方です
ユーモアもあります(笑)Kさんは私が術後に入った4人部屋にいて、その他に2人の方がいましたが、先に転院され…残った2人だったので、だんだん仲良しになりました

Kさんはいつも
『リハビリ厳しかったー』とか
『あの看護師さんは、笑顔が素敵やね』とか
『ここのご飯はマズイ』とか…
何でも思ったことをストレートに言う方でしたが、文句を言う時も笑顔で…素直な感じが好きでした

リハビリ室で一緒になれば、向こうから手を振ってくれて…病室で一緒にお菓子を食べて…
半世紀(ちょうど50歳)も離れていますが、お友達みたいな感じだったので、転院が決まった時はちょっと寂しいなと思い…
何かKさんにプレゼントしたいなと思ったんです

で、考えたのがエコたわし

そして、お互いにお顔も忘れちゃいそーだから、写真を撮って…
お手紙も書きたいなと思いました

そのため…母にエコたわしやラッピングの材料を買ってきてもらい、写真撮影と印刷をお願いし、彼にレターセットを私の家から持ってきてもらったり協力してもらいました

エコたわしも何回か練習して、だんだんプレゼントできそうになってきました

で、前日に仕上げたのがコレ

転院の前日から、先生や看護師さんに転院おめでとうって声をかけられて泣いていたKさん

夜渡すと興奮して眠れなくなるかも…とちょっと心配して、転院の日の朝食後に渡しました

目に涙を浮かべ、喜んでくれたKさん

エコたわしの説明をしましたが…
『これいいねぇ、これで身体洗ったらピカピカになるわ
』と…(笑)『身体じゃなくて食器洗って下さいねー』って訂正しときました

お手紙もその場で読んでくれましたが、2枚目の存在に気づかず…(笑)
もちろん『2枚目もありますよー』と伝えました(笑)
ご家族の方がお迎えに来られ、かたい握手をして、お別れしました

Kさんがいなくなったお部屋は、ちょっと淋しくて…午後から新しい方が入院されましたが、やっぱり淋しい気持ちはかわりませんでした

転院の前々日の夜、Kさんから
『私が転院した晩に読んでね』
とお手紙らしき物をもらっていたのを思い出し…
言われた通り、夜に読みました

A4サイズのルーズリーフに
『こんなおばぁちゃんと仲良くしてくれてありがとうね』
といった内容のことが書かれてあり、涙がちょちょぎれそうでした

そしてなぜか、
『次の手術も絶対上手くいくよ』
って書いてあって…
『ん
次の手術をするとかゆー話してないけどな…』と、また勘違いしているKさんを思い、フフッと笑いが出ました

最後に住所と電話番号が書かれていて、『お時間ができたらお手紙下さい』って書いてありました

私も元気になって退院したら…結婚式したら…絶対お手紙を書こうと思いました

そして、もう一つ嬉しかったのが、お手紙に『◯◯様へ』って、ちゃんと名前が書かれてあったことです

Kさんにはいつも『お嬢さん』って呼ばれていたから、名前覚えてもらってないだろうなって思ってたので嬉しかったです
(笑)人との出逢いは一期一会と言いますが…入院生活で素敵なこともあるもんだなーと思いました

ですが、この日の午後、先生が…
『ここに入院している方の便から強い菌が出まして…。他の方にも菌がうつったりしていないか、検査をしたいので協力して下さい。』
と…
便培養…
ノロ
と思ったけど、何の菌が出たかは教えてくれませんでした…
そして…看護師さんにお尻の穴を見られてしまいました…(笑)
…恥ずかしさもだけど…
移ってたらどーしよー…
私からMRSAとか他の菌が出たら個室隔離

とか色々な不安がよぎります…

あー、入院生活では経験しなくてもいい、恥ずかしい思いもしなくちゃいけないのかーと悲しくなった1日でもありました…(笑)


