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彼女の清廉さが時に
刃となって
僕の目に刺さんとばかりに向けられる

それでいて、何ら殺傷能力のない事にすぐに気づく

僕が見ていたのは、僕自身の心の刃であった

彼女は刃なんてただの一度も向けていなかったのであった