「素晴らしきは、映えとは、別の次元にある」


今日は、娘のピアノの発表会だった。

何人かの先生の生徒が一同に集まる。

その先生によって選曲の好みが色濃くでる。

流行りの歌謡曲を弾く子。

いかにも有名な見せ場の多い難曲を弾く子。

けれど
うちの先生は、たいてい古典的なビアノ曲を選曲される。

そして子供たちの力に合わせて
とても堅実な曲を選ぶ。

ともすれば
いつも地味だなあと思ってしまっていた。

でも
そのどれもが(もちろん娘も‼️)
今日は、とてもとってもブラボーで素晴らしかった。
(私の耳がやっと追い付いてきたようだ😆)

やはり
ビアノのために作られた曲というのは、

そして
長年愛され続けてきた曲は、
それだけで完璧で
完成されていて
一曲一曲が
ひとつの感動的な物語だった。

喜び
悲しみ
それらが絶妙に織り込まれ
一曲ごとに心が動いた。

決して
映えを意識しない
奇をてらわない
選曲は、
確かに
深く心に響いた。

そして
背伸びしない選曲は、
子供たちが
曲を自分のものとして弾いている
そんな
力強さに溢れていた。

発表会の解散時
先生に直接
その感動と感謝を伝えた。

多くを語らない先生は、
とても嬉しそうに娘を褒めてくださった。

何年もレッスンに通わせながら
先生と今日一番心が通った気がする。

本当に素晴らしいものは、
一見
とても地味であったりする。

でも
その大事なことの美しさといったら
なにものにもまさる。

なんとなく
最近感じていることの
答え合わせをもらったような気がした。

娘の成長に
心からの愛と祝福を込めて💗