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経験値を大きくする方法

地震の影響等で、ブログの更新意欲が失われていましたが、4月に入ってまた更新してみたいと思います。

さて、ストレスを軽減する方法のアプローチとして、外的要因である刺激を軽減するアプローチの考え方をざっくりと説明しましたが、次は内的要因である経験値を大きくする方法についての考え方について検討してみましょう。

経験値はのポイントは「未知」であるかどうかが、ひとつの基準だと書きました。

この辺についてもう少しブレークダウンしてみると次のようなパターンが考えられます。

1.過去に全く同じことを経験したことがある場合
2.同じ経験ではないが、多少似たような経験が過去にある場合
3.全く未知の事象の場合

さて、1の場合は、過去に全く同じ経験をしていて対応済みですので、それを思い出して同じ対応をすればいいことになります。この場合、以前と同じようにできるか、以前より少しうまくできるかのどちらかの結果が得られるはずです。

なので、このシチュエーションでは特に経験値を大きくすることを考慮しなくてもいいことになります。

ただ、現実にはこのような全く同じルーティンワークのような物は、あまり多くないかもしれません。また、意外とルーティンは改善するのが難しかったりもします。ですが、この辺の具体的な問題解消についてはノウハウがありますので、何れご説明したいと思います。

次に2と3について同時に考えてみたいと思いますが、実は実際問題としては、過去に行なったことと全く同じことをするというのはあり得ないとも言えなくもないです。

というのは、過去の状況とは現在とでは時間も自分の感覚も周りの環境も微妙に違っているからです。

なので、これは考え方にもよりますが、この世に発生する事象は全て過去に多少なりとも似たような経験をしているもの、と言ってしまっても間違いではないかもしれません。つまり、1と3は実は存在しなくて、2しかないと考えることもできるということです。

何となく言っていることがあやふやじゃないかとお思いの方もいるかと思いますが、この辺りが、経験値というものをどう捉えるかということと、経験値が大きくなるということはどういうことなのかということと密接に関係しています。

トータルとしての経験量が少ない場合、1と2と3の区別は厳然と存在すると言ってもいいと思います。

しかし、徐々に経験を積んでいくと、1と3の状況というのは段々と2のバリエーションに繰り込まれていくのではないでしょうか。

例えば、料理の経験がない人が初めて目玉焼きを作る場合、これは未知の体験ですので分類すると3になります。それを2回3回と繰り返しているうちは、過去に経験したことの完全な繰り返しですので、1のパターンと言っていいでしょう。

ですがやがて様々なレシピを覚えていくと、全く新しい料理に挑戦するとなった場合でも既にもう料理自体には慣れ親しんでいれば、それが未知の料理であっても3ではなくて2に分類されてもおかしくないでしょう。

さらにこの考え方を拡張していくと、料理に精通している人は例えば料理のレシピ本を作ったことがなくても作れてしまうかもしれません。もしかすると家庭菜園も作れてしまうかもしれないですし、陶芸家になることもできるかもしれません。

このように、経験値を積んでいくと様々なことにも対応可能な能力が身に付いていくと考えてもいいのではないでしょうか。つまり徐々に全ての事柄が2の「同じ経験ではないが、多少似たような経験が過去にある場合」に集約されていくわけです。

とはいえ、仕事にこの考え方を当てはめるのは無理なんじゃないかとお考えの人もいると思います。

なぜなら、仕事には通常結果を出すまでの期限や納期が区切られていますし、それなりのクオリティが求められます。もちろん日頃の経験値が高い人ほど対応可能な範囲は広くなるでしょうが、そうでない人が限定された時間の中で急に経験値を大きくすることはできないのも事実です。

この辺りのストレスの解消、内面的要因の解消についての考え方を次回もう少し説明してみたいと思います。


本当のストレスと仕事上のストレス(震災に寄せて)

3/11に発生した東日本大震災に関して、そのあまりの被害状況と私の住む東京にも非常な影響があったことも含めてとても衝撃を受けています。

被災された方々、地域に対して復旧、復興をお祈りしています。


このような未曾有の災害に直面された方々のストレスを思うと、このブログで展開している仕事上のストレスがどうのこうのという話は、ちゃんちゃらおかしく感じられてしまうのですが、それにも関わらず、このような仕事上のストレスで体調や精神を病んでしまったり、挙句の果てには命を落としてしまう人が存在しているのを実際に見聞きしているのも事実です。

一説によると、戦争や災害の時代には自殺者の数が激減するという話があります。死が身近に感じられる時には人は潜在的に生きることを選択し、生の実感が得られない時には人は潜在的に死を求めてしまうのかもしれません。

どちらがどうとは言えないですが、時代や環境がどうであろうと自分にとってより良い選択ができるようなノウハウや精神性を獲得できればそれに越したことはないのではと考えてしまいます。

そもそもこのようなテーマでブログを書き始めたのは、IT業界で仕事をするようになって、あまりにも精神を病んでいると言い張る若い人たちに出会うことが多かったことがその理由です。

最初、私にはその全員が全員、仮病を偽っているのだとしか思えませんでした。

さらにそれに拍車をかけるように、精神的な病が病気として社会的に認知されたこと、精神的ケアの重要性や弱者のサポートなどが声高に叫ばれるようになり、より一層そのような状況に逃げ込むのがた易い社会が作られていくような気がしていました。

もちろん、本当に精神的にあるいは脳の障害として病の人が存在していることは理解していますし、社会が弱者に対して非常に冷たいということも実感として分かっているのですが、それでもなんでこの業界だけこんなにも精神を病んでいると主張している若い人が多いのかは非常なクエスチョンでした。

ですが、実際に自分がいち技術者から徐々に管理者として仕事に関わっていく中で、その辺の仕組みが段々と解き明かされてきたというのが、実はこのブログを書き始めたきっかけでもあります。

それは簡単に言うと、それは日本人の国民性とこの業界を志向しようとするする人たちが抱えている精神性、そしてこの業界で優秀とされる人々が持つスキルが、ひとたび管理者になった時には全く逆に作用してしまうという事にあると気づいたからです。

で、これらのことは言ってみればある種の仕組みがもたらす弊害であって、改善可能な種類の事象だと強く感じています。というわけで「本当の」ストレスを抱えている方々すれば、甚だお話にならないことだとは感じてはいるのですが、多少なりとも現状を改善できる一助になればと拙い情報を提示させて頂いています。

仕事と勉強の共通点

では、今度は逆に仕事と勉強、社会人と学生に共通する価値観は何なのかをちょっと考えてみます。

社会人や仕事ではアウトプットが重要で、学生や勉強ではプロセスが重要だと書きましたが、どちらにも共通する価値観が実は存在します。

それは取りあえずやってみるということと、失敗を恐れないということです。

人間、だれしもいきなり難しいことに挑戦するのは中々ハードルが高いものです。とは言え、若いうちは初めて経験することの方が多いわけですから、難しいそうだと感じたからといって、避けて通っていてはなにが本当に難しいのか判断ができなくなります。

なので、おすすめなのは、簡単なことで構わないので、何にでもチャレンジしてみて小さな成功体験をどんどん積んでいくということです。

で、その過程で失敗することも出てくるでしょうが、小さく簡単でも数多くの成功体験を経験していると、多少の失敗体験があっても何となくトータルとしてはうまくやれている感を自分の中にキープすることができます。

これが、高い理想で困難なことを目標に掲げて、結局足を踏み出せずに何もしないでいると、自分の中で焦燥感と自己嫌悪がどんどんと膨らんでいってしまい、いざ着手してみても結局うまくいかなかったりして、そのたった1回の失敗がトラウマになってそれ以降消極的でネガティブな思いに囚われてしまったりします。

そうならない為にも、取りあえずやってみて、うまくいったというフィードバックが得られることを数多く経験するべきだと思います。

それは、遊びでも、スポーツでも、楽器演奏でも、ゲームでも、料理でも、お絵描きでも、なんでもいいと思います。それもできれば、身体を動かして実感としてフィードバックが得られるものの方がいいような気がします。脳内でのイメージトレーニングも有効なのでしょうが、身体を使った時、どのようなフィードバックがあったかを経験値として持っておかないと、イメージトレーニングもなかなか難しく具体性に欠けてしまうのではないでしょうか。

さて、何となく話が脇道にそれたような気がしていましたが、ここに来て「経験値」というキーワードが再度出てきました。そう、ストレスを軽減する為の内面的要因としてあげた「経験値」のことです。

経験値は小さくはできないけれど、大きくできる可能性があると書きましたが、ではどうすれば大きくできるのでしょうか。

ここで、提示した「小さな成功体験」「身体を使ったフィードバック」「脳内イメージトレーニング」これらの事柄がそのヒントになりそうです。
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