イッペイ

この株は、樹齢39年樹高８ｍぐらいです

ブラジルではタベブイア属を総称としてイペーと呼ぶらしく、
沖縄でも種が異なるにもかかわらず、イペーと呼んでいます。

沖縄には、最初にピンクの咲くイペーTabebuia avellanedae　が導入され、
イッペイという和名がつけられました。

次に同じイペーの仲間で黄金色の花を咲かせる　Tabebuia chrysotricha　が導入され、
コガネノウゼン　という和名がつけられました。

イッペイは、背が高く開花するまで長い時間を要するので、庭に植えてもなかなか花を見ることができません。

10年木

若い株は、落葉しないで花を咲かせ、色も鮮やかではありません。

そんなわけで、背が低く4～5年で花を咲かせるコガネノウゼンの方が流行し、

何時しかコガネノウゼンをイペーと思いこむようになり、

下記イッペイとの混乱が生じ、

区別が付かないような状態になっています。

先週ｕｐしたコガネノウゼンは、もう果実をつけていました。
幅１０～１５ｍｍ、長さ１２～２０ｃｍで茶色の剛毛に覆われています。

イッペイ
Tabebuia avellanedae

ノウゼンカズラ科タベブイア属

原産地　パラグアイ・アルゼンチン

現地では樹高30～50mになるといわれていますが、沖縄では10m内外。
落葉した枝先に径5～7cmの花が群れて咲きます

径7cm内外の花が集まって枝先に咲きます
一塊はハンドボールぐらいの大きさです。