顔つきの良くない細胞が、尿に含まれている。この原因を調べてもらうために、今年の4月中旬、内視鏡(膀胱鏡)検査を受けるべく、恐る恐るS-病院へ行きました。
再診の受付け後、名前を呼ばれて診察室の方に行くと、突然、
「パンツを脱いでこちらへ来て下さい。」、と隣の部屋から看護師さんの声が聞こえた。
健康診断などでは、「パンツ1枚でこちらへ。」とか、いうのはふつうだろうが、パンツを脱いで、には驚きました。
上半身はシャツを着て、下はスッポンポンで、与えられたタオルで前の部分を押さえて、検査場所へ行った。そこには、分娩台のようなものが置いてあります。
仰向きに寝てここに足を置きなさい、と看護師の女性が言う。恥ずかしいがしょうがない。言われる通りせざるをえない。そうでないと、前へ進まない。
そのあと、前の部分は私から見えないように、顔の前のバーにタオルが掛けられ、下のあの辺りの様子は全く見えなくなった。
看護師さんが、下半身に「タオルを掛けておきましょうか」と言う。聞かずともサッサと掛けておく! 恥ずかしいではないか、と思いながら、平静さを心がけながら「お願いします。」と答えた。
これから、どのような展開になるのか、全くわからないが、内視鏡を見るのは先生の仕事、看護師さんは準備や後片付けだろうと思われる。
えらいことになったなぁ、と思っていると、次のステップが始まった。看護師さんによる、消毒です。やはり、先生がやってくる前に、ノズル先端をゴソゴソやり始めた。前のタオルで視界が遮られて、具体的に向こう側の様子は分からない。が、看護師さんは少なくとも3人ぐらいいる。見学者もいるようだ。
そのままの状態で、先生が来るのをしばらく待ちます。下は、すぅーすぅーです。恥ずかしいねェ、と思いつつしょうがない。
先生が内視鏡をノズルに突っ込み始めました。非常に厳しい感触です。中を通るものが、トンネルの内面のあちこちに当たる。これが辛い。更に、カーブしているところは、強くあたるので、一層厳しい。ひきつります。
そのうち、カメラ先端は膀胱に到着。
タオル間仕切りの横に、内視鏡のモニター画面があり、仰向けになっている私の方からも見えるように、モニターの角度が調整されている。先生の説明によると、盛り上がった小高い丘のようなものが腫瘍とのこと。じっーと眺めていると、その小高い丘の頂上付近から何か吹き流しの様なものが風に流され、たなびいているような映像でした。この小高い丘が、悪者の腫瘍、顔つきの悪い細胞の塊なのかと思いました。
およそ30分で終わりました。恥ずかしいことこの上なし。
もう、嫌です。しかし、病院が変わるたびに、必ず、はじめの挨拶代りに、この検査はあるのでした。