「LGBTは生産性が無いから国を滅ぼす」という保守派の考えは間違っている!
スティーブンJグールド(生物学者)に拠れば、同性愛に寛容な社会は、同性愛に不寛容な社会より、出生率は低くなるが、これをもって同性愛に寛容な社会の方が劣位になるとは言えないそうである。
それは、先進国が比較的同性愛に寛容であるのに対して、途上国の方が同性愛に不寛容な国が多いという現実が示している。
何故、その様な事になるのかと言うと、同性愛に寛容な社会は少ない子供を大勢の大人で守り育て、同性愛に不寛容な社会は大勢の子供を少ない大人で守り育てる事になる。そして、この2つの生存戦略のどちらが優位になるかというと、先の先進国と途上国の結果に照らせば「大勢の大人で少ない子供達を守り育てる方が有利だった」と言える。
同様の生存戦略をとる動物は他にもいる。鳥は一般に番いで子育てする事が多いのだが、一部の鳥は、カップルになっている親鳥と全く血縁関係のない成鳥が子育てに協力する事が知られている。2羽の雛を2羽の親鳥で守るより、3羽、4羽の成鳥で守り育てる方が雛の生存率が高くなるのは道理である。
又「子沢山は貧乏」と指摘される通りであり、即ち「貧乏は弱さ」でもある。従って「子沢山の社会は貧しくて弱い」と言える。
以上の事から、少子化の原因を同性愛者に求めようとするのは誤りである。何故なら、同性愛者は増えているのではなく、元々一定の割合で存在した人達が、保守的な社会の中で隠れて生きてきたが、同性愛に寛容な時代の流れに乗って、カミングアウトし易くなった為、増えた様に見えるだけであり、その様に一見、出生率を下げている様に見える存在も、その在り方を認めてしまえば、社会の構成員の生存率を高める有用な人材である。
