役に立たない言葉たち -16ページ目



意気揚々と
登る石段を

意気揚々と
登り 登り

冬枯れの
ツツジの低木を
掻き分けて

息上がりながら
まだまだ続く坂道を

不出来な顔の観音を
一瞥 二瞥

息絶え絶えの
自分が可笑しくて

開けた景色の
広きさに

無心になれる
はずもなく

有ること在ること
一々
心に浮かび

邪念に満ち満ちて

降る坂道

笑顔で、 笑顔で