昔、つぶれかけの弊社で働いていたパートのおばはんがいる。そのおばはん、なんと髪の毛を自分で切っていると言っていた。もちろん前髪だけではなく後ろ髪もである。おばはんの髪型はショートなので、後ろ髪まで切ろうと思うと相当慣れていなければできないだろう。その時、わたしはおばはんって凄い、と感動していた。
20代のころのわたしは、一般的女子と同じように、美容院に通い、パーマやカラーをし、サロンではまつ毛エクステなどをしてもらって、いわゆる見た目に相当お金をかけていたと思う。しかし30代になってサロンに通うことがなくなり、美容院には定期的に通っているものの、髪型に変化をつけるのが面倒になり、注文は常にボブ、そしてお金がかかるし生え際が黒くなってくるのがいやでカラーもやめてしまった。
そしてアラフォーになった今、わたしは考えた。ただのボブ頭に、2ヶ月に一度5千円も払ってたった一時間(もかからない)カットを施してもらう意味はあるのだろうかと。美容院に行けば、美容師にはランクがあり、ランクの高いひとはカット代も高いのである。最初は4000円だったカット代も、数年通っているうちに担当者がランクアップ(たぶん技術試験か何かがあるのだろうが)して値段が上がって5千円になった。2ヶ月に一度の5千円の出費。なんだかこれが物凄く勿体無いことのように思えてきた。そもそもその美容師に毎回髪を切ってもらっているのは、上手いからでもなんでもなく、初めてその美容院に行ったときに当たったひとがその人であったから、そのままずるずる担当になっているだけなのである。はっきり言って、カットに満足感を覚えたことはない。
なぜかと言うと理由はいろいろあるのだが、まずその美容師(男性)は手がタバコくさい。したがって息もタバコくさい。体臭もタバコくさ以下略。そして、わたしが「見た目はボブでいいけど、後ろはギリギリまで切ってほしい」とか「前髪をもっと切ってほしい」と言う要求を、あーだこーだと言って退けるのである。そのせいで、わたしの前髪はすぐに伸び、2ヶ月に一度のペースで美容院に通うはめになるのである。
ただ、わたしもズボラなわけではないので、2ヶ月に一度、なんの代わり映えがしなくても髪に鋏を入れてもらうだけでスッキリするし、それは最低限必要な身だしなみだと思っているのだが、特に満足もいかないカットに5千円払うのが惜しくなってきてしまった。
ちなみにココまでのことは、以前こんな記事を書いている→http://ameblo.jp/urimura40/entry-12120322722.html
そこでアラフォーになってから割と何でも恥ずかしくなくなったよね、と言う感覚に陥っているわたしは、カット1,500円ポッキリの美容院へ足を踏み入れた。そこは何でもセルフで、まず手荷物は自分でロッカーにしまって鍵をかける。次に、手の空いている美容師にカットかパーマか、シャンプーは必要かどうか告げる。わたしはだいたいドライカット(1,500円)を注文する。すると「窓際のとこ座って」と指示をされ、その日担当してくれる美容師がやってきて、どのくらい切るか聞かれるのである。たったこれだけで、5,000円払っていたときと同じような出来栄えの髪型になるのだから、いかに今まで無駄なお金を払っていたのかと思う。
つまり、今のわたしに必用のないサービスがすべてそぎ落とされているので、金額的に満足度が高いのだ。高い美容院は、荷物を預かってくれ、コートを預かってくれ、椅子まで案内してくれ、担当が決まっていて、カウンセリングをしてくれ、シャンプー、コンディショナー、ときどきトリートメント、マッサージなどをしてくれるが、わたしはどんなに美容院でシャンプーやトリートメントをされても、必ず家でもう一度髪を洗うので、ある意味これは必要のないことなのだ。鞄やコートは自分でもロッカーに入れられるし鍵も閉められるからそんな有料サービスはいらないし、タバコくさい美容師とのつまらない会話も期待していない。1,500円の美容院は実に合理的であると判断し、わたしはそこに通うことにした。高い美容院のように予約もいらないので、今日切りたい!と思ったらすぐに行けるし、先日などは昼休みに30分で髪を切ってもらった。もう大満足である。
無駄を切り捨てると、節約になる!
当たり前のことだが、美容院にもこんなに無駄があるとは思わなかった。何の疑問も持たずにお金を払っていた自分が信じられないアラフォーであった。浮いたお金で別のケア(指圧とか)ができるし万々歳である。しかし、これは今のわたしがボブカットで、さらに髪を伸ばしている最中だからいいだけなのかもしれない。ちゃんとしたデザインカットやカラーやパーマなどは、安いからと言ってどこでもいいかと言うとちょっと考えてしまう。もう少し髪が伸びたら1カールくらいのパーマをかけてもらおうと思っているのだが、はたしてカット代込み3000円のパーマはどうなのだろうか。そこは少し不安に思うのであった。
安いことはとてもいいことであるが、雑では困る。年齢を重ねるごとに、身だしなみ、特に髪型はきちんとしておかないと、だらしなく見える原因の一つだと思っている。そうならない程度に今のカットには満足しているので、3000円のパーマをかけたら、また感想など書かせて頂きたい。
我が家の格差社会。
母が撮影したうり子↓
わたしが撮影したうり子↓
飼い猫といえど、人間に対して確実に存在するヒエラルキーに脅威するのである。












